さすが東野圭吾さん、
理系な知識満載のサイエンスミステリー。
そして家族のありがたさ、大切さにぐっとくる、心掴まれるお話だった。
本当の子供でもそうじゃなくても、大事に育てられることはすごく素敵で幸せなことだと思った。
ボタンひとつのかけ違いで、人生は大きく変わる。
でももしそうじゃないと今の自分はなかったりするから、それもそれで人生なのだと思った。
悲劇だけは絶対に起きてほしくないけど。
それぞれ、何かに異常に執着している人たちがいて、そんな人たちが出会って、すれ違ったり勘違いしたりしてそのままいってしまったら、多分事件が起きる。
それぞれ求めているものが違うし、そこを否定されると狂ってしまうから。あぁ怖い、人間。
たとえ会えなくても、希望の糸で繋がっている。
その人のことを想うだけで、強くいられる。
素敵なお話だった。