ねぇ大好きな君へ、笑わないで聞いてくれ♪

 

この映画を見たあとにGReeeeNの『愛唄』を聴くと

ただでさえ良い曲だが、その何倍もよく聴こえた。

 

『毎日に夢中だから 息してることさえ忘れてるんだ』

 

人生は、夢中になるべきだと思う。

夢を追いかける、恋をする、仕事をする。

そんなに大きな出来事がなくても、趣味でも遊びでも、

日常の何気ないことだって、夢中になれば

息してることさえ忘れてしまうのだろう。

 

GReeeeNは、私が中学生の頃、大好きで毎日聴いていたアーティストだ。

柔道部で辛かったとき、いつもGReeeeNの曲を聴いては励まされていた。

(実際、柔道部は1ヶ月ほどで辞めてしまったが)

 

 

もし、余命があと3ヶ月だと言われたら、私ならどうするだろう。

正直、まず受け止めることに時間がかかるだろう。

 

余命を告げられた主人公が自殺しようとしたとき

そんな彼をみつけて、そこから希望を持たせようとする友人がいた。

その友人も、実は残り少ない余命があったということは、

映画のラストシーンあたりで発覚する。

自分も残り少なくしか生きられないと分かっていたのに

同じく病気の主人公を励ますなんて、なんというか、強いなぁと思った。

 

私も、どうせ死ぬなら、したいこと全部やっちゃいたいと思う。

この世に未練なんて1ミリもなくなるほど、全部やっちゃいたい。

 

だけど今の私には、見たい映画も読みたい本も、

行きたい国や場所も山ほどある。

子供だっていつかは欲しいと思う。

 

やりたいことリストをかたっぱしからやっていったって

新たにしたいことがまだまだ増えてくる。

結局、キリがないのだ。

 

でも私自身、『あれがしたい』とか『あの本読みたい』とか

『ここに行ってみたい』とか、そんな風な好奇心があって、

考えるとワクワクするようなことがたくさんあるということに

まず感謝したいと思う。

そういうことだって、”夢中”になっているということだ。

人生において、自分のワクワクする感情は、大切にしようと思っている。

 

 

いつ病気になって余命を告げられるかなんて、

誰にも分からないし、人生は何が起きるか本当に分からない。

明日生きている保証も、ない。

絶対なんて、ないのだ。

 

だから、1日でも無駄にしたくないと思う。

明日生きている保証もないけど、明日死ぬ保証もない。

だけど、いつ死んでも後悔のない生き方をしたい。

なおかつ、正直いつまでも健康で長生きはしたい。

 

今日も楽しかった、と思いながら毎日眠りにつけたら

それは素敵な人生だろうなと思う。

 

1日も無駄にせず、周りの人を大切にして

今日も大切に生きていこう。

 

そう思わされた、考えさせられた、素敵な映画でした。