最近は吉本興業の件が色々な意味で話題になってますね。
特に私の意見を述べるつもりはないですが、宮迫さんと亮さんの会見の後に社長の会見を見てしまうとどうしても会見に掛ける熱量の違いが顕著ですし、
何よりも5時間以上会見をした割に得られた情報の少なさからも、質問に対しての答えがなされていなかったり岡本社長の会見は事前の準備不足が命取りだったのだと思います。
特に近年は「謝罪会見」が多く開かれたように思いますが、その度に「誠意が感じられない」と多くの人が感じられる言動や行動をしたことでバッシングが起きていますよね。その時にはご本人は真摯に臨んでいると思っていることでしょう。
ですが、謝罪がきちんとなされているという判断はあくまで受け取る側に委ねられているということです。
仕事などでミスやクレームがあったとします。
きっと多くの人間はお詫びの品を携えて相手先に出向き、謝罪を伝えますよね。
日本では特にメールや電話などではなく、直接対面で謝罪する方が好意的に見られる傾向にあります。
会社によってはマニュアルがある場合もあるでしょう。言い方は悪いですが、ある程度の¨型¨があるものだと思います。
しかし、場面が変わればそれが通用するとは限りませんよね。
例えば、家庭だったらどうでしょうか。
旦那さんが奥さんを怒らせてしまったとします。
旦那さんの方に非があってそれを奥さんに謝りたい時に上記の対応で良いでしょうか。
人によって違いはあるでしょうが、余計に火に油を注ぐ結果になってしまうことも考えられます。
甘いものが好きな奥さんにケーキを買って帰った旦那さん。
「昨日はごめん。これ良かったら食べて」「…もういいよ。あ、これ私の好きなお店のケーキだ💕」
これが理想でしょう。そうなるのが一番お互いにとっては良いのかもしれません。
ですが…
「は?モノで釣ろうってこと?」
なんて言われてしまう可能性もあるのです。
この場合、ケーキを買って帰ったことが悪いのではありません。
奥さんは甘いものが好きな訳ですし、旦那さんもそれが分かっていて奥さんの好きなケーキを選んで買ってきている訳ですから。
しかし、タイミングが悪かったのです。
旦那さんとしては『昨日のことちゃんと謝らないと。このケーキあいつも好きだし買って帰ったら喜んでくれるよな』と考えて
「謝罪」+「奥さんの好きなケーキ」=「より気持ちが伝わる」と思ってしまっているのかもしれません。
それに対して奥さんは「謝ることとケーキは別。まずは謝ることが先じゃないの?」という考えであれば、お互いが噛み合っていないのでより火種を生むことになるかもしれないのです。
こういった場合はまず謝罪の気持ちを伝えて、伝わったことを確信してからケーキを差し出す方が良いと思います。
どうしても私は妻側の視点で書いてしまいますが、そのような経験がある男性には少しでも参考になれば☺
こうやって考えると「謝る」ということが難しく感じますよね。
だからこそ、ニュース等でも連日取り上げられる事態になる程、皆の関心が向くのかもしれませんね。