FM-Aには考察も必要だ | More Finesse More

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何千、何万と釣ってきた魚釣りの経験を活かして執筆活動する自称コラムニスト。
所有してきたロッドの本数は百を越え、ロッドやタックル選びに関して、少しうるさいのはご愛嬌。
かつて相羽純一氏とは師弟関係にあったが価値観の相違から離別。

MSフレキをやってみて思ったことがあります

今まで攻略が難しいなぁと思っていたセクションがスッと攻略出来たりする



めちゃくちゃ腹が立ちます(笑)


逆に言えば苦手なセクションも発生することが判明しました

これを逆手に取れる術を身に付けたいと思います





打倒MSフレキを掲げてる以上はMSフレキを超えるマシンを作らないといけませんよね?


FM-Aの場合、というか片軸の場合はシャーシが前後に別々に受ける、壁からの衝突エネルギーを捻れという形で逃がそうとします

その捻れが元の形へ戻ろうとする際の反動を相殺する必要があります

これを相殺出来ないと左右にブレが生じ、コース内で暴れたりします

どうやって相殺するか?考察したいと思います





考察1     減衰を利用する


減衰を利用することで負荷を逃がし、負荷を吸収するようにする事が可能です
つまり、負担の殆どを減衰部分に逃がすということに繋がります
ただし急な動きやイレギュラーには対応出来ないことも懸念されます

完璧などはないということですね





考察2     捻れに対しての反発力を抑える


どういう事かというと、反動が出やすい場所をしっかりと理解した上で適切な補強を加えることで、捻れを上手く逃がしながらも強度を保つという知識と技術の必要な作業の部分です

しなりや捻れに対して、それらを等速運動とした場合の反作用を利用した対策になりますので、補強が外れると非常に弱いものになります





考察3     反動をわざと逃がす


負荷を逃がすという方法があります
負荷を一部分へと受け流すだけです
当然、エネルギーによるダメージは蓄積していきますので、壊れる可能性が高まります

ただし、完璧に受け流す事が出来れば話は別です
問題はどこに負担を持っていくかです

これはシャーシの持つ特性をよく理解しないと実現は難しいです




僕がよく行くお店の常連さんに片軸モーターは茨の道だと度々言われます

逆に言えばミッドシップモーターで駆動が出せない人はミニ四駆は向いてないとハッキリ言われているような気すらしました


もう一度、今一度、何故MSシャーシなのか?について考えてみようと思います


・ミッドシップモーターなので駆動が出せる

→片軸で完璧な駆動を出せば良い
定期的なギアの交換などの細かいメンテナンス技術が必要


・フレキシブルなサスペンション

→シャーシに受ける捻れへの対策、捻れに対する反動を利用したギリギリのセッティングを出し続けるモチベーションが必要


・現存するギミックとの相性の高さ

→ギミックとの相乗効果を期待するということで言えばどちらも駆動が出るミッドシップモーターよりも、片軸のメリットを活かせるギミックセッティングを発見することで得意を更に活かせるように調整します



どうでしょうか?難しい事を書いてますが、誰もが考えることであると言えます


ただし、それをどう考えるかは貴方次第



ミニ四駆は物理学

だってそうでしょ?