(今回は、中国の演義のようなお題目にしてみました)
日本帰る前に、中国のどこかへ旅行という話になり、広西壮族自治区にある桂林に行ってきました。
(実は桂林は20年ぶりです)
世界遺産にも指定されている、山水画のふるさとといわれているところです。
今回は、時折霧雨の混じる霞んだ天気となり、本当に山水画のような、単色のグラデーションを帯びた奇峰が並び、きれいでした。
桂林は市内外、周辺地域に奇峰が拡がり、景勝地はいっぱいあります。
見所が多いので2回に分けます。
桂林は(香港の中心部からでも2時間足らずで行ける)深圳北駅から時速250kmの高速鉄道で3時間。
途中、2時間ほどで広西の賀州を過ぎるあたりからは、もう奇峰が出始め、目を楽しませてくれます。
まずは、桂林のシンボル、象鼻山です。
今年は、春節前夜、恒例の北京電視台の春節大演芸会(日本でいくと「紅白歌合戦みたいなものです。ただ、歌でなく芸であるところが中国らしい)の第2会場となって、大掛かりな工事が始まってました。
そして、こうした大カルスト地形(石灰岩地層)による独特な地形には、必ずある鍾乳洞の、蘆笛岩に行きます。
(「海上の桂林」とも呼ばれる、似たような奇峰が海にそそり立つ、ベトナム北部のハロン湾でも、やはり景観を楽しんだ後、大きな鍾乳洞がハイライトですよね)
非常に大きな鍾乳洞で、変化に富んでいます。
以前は、桂林といえば、夜行列車か飛行機というパターンでしたが、高速鉄道のおかげで、すぐ近くの観光地というイメージになりまりました。
列車の中も、団体ツァー客はほとんど見かけず、グループ、家族やカップルの手軽な週末旅行という感じの客ばかりでした。
昔と比べると様変わりです。
街も明るくなり、路上の屋台の代わりに、フードストリート・エリアができ、大勢の客で賑わっています。
奇峰もライトアップされています。
そういえば、高速鉄道網と高速道路網の整備により、深圳の工場でも、春節の故郷への帰省も大勢の人ができるようになりました。
それどころか、深圳の郊外から市内へちょっと買い物いくのでも高速鉄道+地下鉄です。
地方から出てきたばかりの、新人工員さんでも、ほんの2〜3ヶ月で、スマホでSNSで友人とチャットし、買い物はインターネット宅配で済ませ、店では電子マネー決済です。
スーパーやパン屋で現金で払う私が恥ずかしいくらいです。
工場の工員さんたちも、昔は、少しでも残業と休出で稼いで、故郷へ仕送りをするというパターンでしたが、今では、自分たちの生活を良くするために働くようになりました。
こうした変化には驚かされると同時に、本当に、うれしい。
今回、手軽になった桂林観光を楽しみつつ、そうした変化を思い起こさせてくれる旅でもありました。
(後半へ続く)





