「虎虎虎 ②芦屋町上空の海軍機!」からの続きです。
映画「トラ・トラ・トラ」には、日本側、アメリカ側と多くの有名俳優陣が出演しました。
この映画には、日本公開用バージョンとアメリカ公開用(インターナショナル版)バージョンが
あります。
内容は演出の違いと画面サイズです。
日本公開用では、
1、天皇拝謁に向かう山本五十六(山村聡)と木戸幸一内大臣(芥川比呂志)との会話。
2、渥美清と松山英太郎の炊事兵との会話。
が、収録されていますがアメリカ公開用にはありません。
その中で、渥美清と松山英太郎の炊事兵との会話シーンの映像を見つけました。
当時、渥美清は「男はつらいよ」シリーズに出ていて人気が出ていました。
アメリカ版でカットされていた、トラ・トラ・トラの寅さんをご覧ください。
それと、大きな違いは、スクリーンサイズです。
アメリカ公開版ではシネマスコープサイズですが、日本版はスタンダードサイズです。
当時の各地の映画館は、シネマスコープの劇場が少なかったようです。
それぞれ画面の違いをご覧ください。
アメリカ公開用(インターナショナル版)バージョン
日本公開用バージョン
アメリカ公開用(インターナショナル版)バージョン
日本公開用バージョン
アメリカ公開用(インターナショナル版)バージョン
日本公開用バージョン
アメリカ公開用(インターナショナル版)バージョン
日本公開用バージョン
左のDVDは日本公開バージョン、右はアメリカ公開バージョン。
次回は、一般の人では気がつかない迷場面のお話をしたいと思います。