サブプライムと人種差別 | 旅行、美術館、書評
せっかくのアメリカ的仕組みも「金融工学」によって破壊されてしまった。
せっかくの家から追い出されるの大変だと思いますが、めちゃくちゃに家を壊してでていくケースがあるとかで、これはなんだかさらに悲しい。
『from 911/USAレポート』第374回「金融危機とオバマ、マケイン」
http://ryumurakami.jmm.co.jp/
アメリカの多くの州では、州法の規制によって「住宅ローンが破綻した場合は、担保の住宅を差し出せば、債務からは解放される」という制度(ノンリコースローン)があります。
ですから、ローン破綻の時点で担保に入れていた住宅価格が大きく下落していても、その差は借り手に来るのではなく、差し押さえた銀行に損となってかぶさってくることになります。
もう一点だけ申し上げたくなってしまう問題があります。
それは、住宅ローンにおける人種差別の問題です。
長い間、黒人やヒスパニック系の人々は、住宅購入にあ
たってのローンを組む際に有形無形の差別を受けてきました。
この「有色人種はローンを借りにくい」という差別を解消するために、アメリカ社会では官民挙げての様々な取り組みがされてきました。
その中の一つが信用度の低い人々には、政府系の金融機関が保証をするというシステムです。ファニーメイとフレディーマックという政府系の金融機関がその一翼を担ってきました。

