グルジア紛争と安倍政権とMD | 旅行、美術館、書評

グルジア紛争と安倍政権とMD


安倍政権が倒れたのは脱税疑惑などのスキャンダルが原因というような
話は聞こえてきていたけれども、そもそもこうしたスキャンダルが止められずに
流れてくるのがおかしい。 前小泉首相の方がよほど醜い話があるようなのに。

どうやら、それは先日、ポーランドに配備がきまったMD(ミサイル防衛網)を
いらないといったことが原因らしい。




MDで正式調印、米とポーランド ロシアの一層の反発必至
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200808200033.html


連鎖する大暴落 副島孝彦著
「君たち官僚も、国民と同じように、定年になったら、
 ハローワーク(公共職業安定所)に並びなさい」
という発言したからだ。この発言に財務官僚たちが、
怒り心頭に発して一斉に官僚ストライキを決行したからだ。

 もうひとつ理由がある。
 前年(2006年度)に5兆円を税金で増収したのに、
 中川秀直自民党幹事長(当時)が
「この5兆円は、財政赤字を減らす方に回す」、
だからアメリカからミサイル防衛網(MD Missile Defense)を
買うための資金に回さない。
即ちアメリカには回さない、と決断したからなのである。
安倍政権のこの決断を公然たる謀反だと受け取った
アメリカ帝国が、安倍政権を見放したから昨年9月に
倒れたのである。


立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
政界を大混乱に巻き込んだ安倍首相電撃辞任の真相
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070913_jinin/index7.html

毎日新聞の夕刊が小さな記事で報道したことであるが、安倍首相自身が、
これが噴出したら命取りという一大政治資金スキャンダルをかかえていたというのである。
それは、父の安倍晋太郎氏から首相への資産相続の際に、晋太郎氏が資産を自らの政治団体
に寄付する形にすることで、首相は相続税をまぬがれていたという「脱税」疑惑なのである。
週刊現代の記事では脱税額は3億円にものぼるという。