派遣法と伴天連(ばてれん)追放令 | 旅行、美術館、書評

派遣法と伴天連(ばてれん)追放令

大企業の利益は上がっているが、労働者の賃金が上がっていない、というのは事実だと
思っていましたが、もうひとつ、わかっていませんでした。

正直、共産党はどうなんだろうと思っていたのですが、
志位氏の衆議院予算委員会でのこの追求はすばらしかった思います。

  "半数以上が派遣"の工場も キヤノンの場合/志位和夫 2月8日、衆院予算委ハイライト6
 http://jp.youtube.com/watch?v=FB5Puq0VG4Y
  
もう、一月以上前のものですが、知りませんでした。

工場労働者を対象とした規制緩和も「毎日更新する日雇い」までは想定していなかったのではないでしょうか。

槍玉に挙げられたキャノンはさすがに改善する方向で動いているようですが、
やはり、外国人の株主比率が高い会社であることも影響しているように思えます。

グッドウィルやフルキャストが随分叩かれていると感じていたのですが、
処分が遅すぎたくらいなのでしょう。

大きな理由として月契約派遣には社会保険費を払わなくてはならないが、日雇い派遣には不要だからである。グッドウィルとフルキャストの2社はかつて「手配師」と呼ばれ建設現場に人を送るダーティなイメージがついて回る日雇い派遣中心にし急成長し、派遣業は規制緩和の影響で2000年以降急激な伸びを見せている。
  http://news.livedoor.com/article/detail/3257750/

たぶん両社とも上場したので株価をにらみながらの経営でこうなっていってしまったのだと
思いますが.... 酷いですね...

最近目にした伴天追放令 を連想してしまいました。



参考
  キャノン6000人直接雇用("労働者派遣法"の即時撤廃を)
  http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/6000_858a.html