チャタル・ヒュユクの衝撃の母子像 | 旅行、美術館、書評

チャタル・ヒュユクの衝撃の母子像

一昨日、「アナトリア文明博物館と遮光器土器 」でトルコの
遺跡チャタル・ヒュユクから発掘された
小アジア
母子像の画像をUPしたが、ここの wikipedia の記事の最後
に以下のような記述があった。

 ホダーは、2004年から2005年にかけてメラートが発見してきた
 おびただしい量の丁寧に作られた豊満に肥った母神像と同じ
 ものを発見している。


 2005年に発見されたものは衝撃的で、ホダーは、
 チャタル・ヒュユクに関する公式サイトで、

 チャタル・ヒュユクに関する社会像を抜本的に変えなければ
 ならないかもしれないと前置きして、


 「母神像の豊満な胸には、両腕が置かれ、

  腹部が中央部をなして大きく張り出している。

  母神像のひとつを回転させて向きを変えると

  腕が非常に細く非常に細身で干からびたような

  人物の骨や骨格が描かれているのがみられる。

  あばら骨や脊椎骨がむき出しになっている。

  肩甲骨と骨盤もむき出しになっている。

  この母神像は、チャタル・ヒュユクの社会や表現力の性格について

  見方を一変させるようなユニークなものといえる。」

 と述べている。

 
チャタル・ヒュユクに関する公式サイト http://www.catalhoyuk.com/ で紹介されている。
ものをみると確かに奇妙である。

奇妙な母子像


右上の黄金の像は http://en.wikipedia.org/wiki/Hittites より。
右下は ヴィレンドルフのヴィーナス  という有名なスティアトパイグス(steatopygous、臀部突出)型小像。
オーストリアで発掘され、ウィーンの自然史博物館のコレクションのひとつとのことだが、発掘された地方で
は産出されないウーライトの彫刻



共生体   遮光器土器を宇宙服というならば、
  先日の母子像 もなんだか肉襦袢みたいだし、
  この衝撃の母子像
  モーゼの十戒の
  二、汝自らのために偶像を作って拝み仕えるなかれ
  
スターゲイト でいうところのゴアウルドの台詞のように
  思わせてくれる。

  






しかし、蛮族ゲルマン人にキリスト教を教えるには 図解の必要があったとかでカトリックでは
  あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。
 として、必要応じて改訂(偶像崇拝許可)しているところは流石。