幕末維新の暗号03 すり替え説 | 旅行、美術館、書評

幕末維新の暗号03 すり替え説


この「維新の暗号」は結局、すり替え説とフルベッキ写真を
からめた小説でした。

「明治天皇」は暗殺されていた!! 南北朝秘史-其の肆-(1998.1.4)
など、Internet ではかなり前から提出されている話題のようでして、
これらを知らなければもう少しワクワクしながら読めたかもしれません。

しかし、次々と歴史の闇を提示され、そうだったのか? 実際どうなのと...
南朝イデオロギー、佐賀の乱など、ちょっと調べてみたいと思います。

著者は小説の最後で以下のようなことを登場人物にのべさせています。

  太平洋戦争の時、それを持ち出し日本を混乱に陥れるという作戦も検討されましたが、
  戦争の目的は落ち込んでいたアメリカ経済の復興と日本の植民地化ですから、
  天皇の権威失墜による自壊では意味がなく、あくまでも戦闘による占領という形に
  もっていく道を選んだのです。
   ・・・
  天皇すり替えを秘密にしておくから弱点になる。真実を世に知らしめ、
  その現実を我々が受け入れて初めて、日本が強くなると信じています。

田原総一郎氏が「朝まで生テレビ」で触れていた ようですが、
そういえば、結局これとも関連することなのだと思いますが、 田原氏はいつだったか
共産党以外はみんなもらっている  という発言もしていました。 

確かに、これで騒げば、少なくとも日本は911の疑惑 どころではなくなりそう
ですね。