ぼくらは 未来をかえることができるか | 旅行、美術館、書評

ぼくらは 未来をかえることができるか

この間、テレビの番組で予知夢をもとに
2007年12月が人類が地球温暖化の対策を行うための分岐点」 と警告している人が、
登場していました。

ただ 「私は未来は変えることができると信じている」 とも。

また、番組最後に「ベネチアが沈むところがみえた」といっていたのも印象的でした。


まず、この番組をみて最近はカップヌードルのCFでみかける
大友克洋著
AKIRA (1985年 )のワンシーンを思い出しました。














AKIRA 「未来は」



「一方向だけに進んでいる訳ではないワ・・・・」




「私達が選択出来る未来もあるはずよ・・・・」










そして、 ぼくらの

AKIRA はすでに20年以上前に作品ですが、
これはごく最近の作品です。
地球の未来を賭けて、少年達が.・・・

地球の未来の分岐点。
いくつもの未来の地球が表現されています。










さて、肝心の人物の名前を正確に憶えていないため
[ 予知夢 みのもんた ]で検索して ジュセリーノ  を確認、
以下ながれで 宇野正美  
=>   アーサー・ケストラー  
=>   攻殻機動隊 

とたどり着きました。攻殻機動隊、これは脚本もレベルが
高いというか、1度みただけでは詳細が理解できなかった
りするのですが、ネタとなる本がわかりました。








機械の中の幽霊
アーサー・ケストラーの著作を宇野氏が訳したものがあるようで、
そして、ケストラーの 機械の中の幽霊  が、「攻殻機動隊」の
元ネタでもあるようで、なんと ちくま文庫のこの本に現在
1万5000円の値が付いていました。

もし、この本を ブックオフなどでみつけたら、いまならオークションで
それなりの値段で売ることができかもしれません。

      ケストラーがライルの言葉を引いてタイトルとした著書「機械の中の幽霊」(1967)は、
      「攻殻機動隊」の元ネタであるとよく言われるが、これもまた還元主義的
      (複雑な事象を基本的な要素に還元して説明しようとする立場)なアプローチでは
      ゴーストなる存在を見つけることはできないという観点から書かれた本である。
      ケストラーは、絶対的な全体や部分などというものは存在せず、
      すべてのものはある部分に対して全体であり、ある全体に対して部分であると考え、
      物の構造を著す概念として新しく「ホロン」を提唱したことで有名。
      ゴーストの全体としての性質が無視され、部分としてのゴーストが探求され
      還元主義的な脳の研究が進められても、「脳は脳、心は心」のまま会うことが
      ないと捉えた。
  http://sci.gr.jp/project/gis/mayfes/gilbert.php より

ケストラーはエントロピーの増大を悲観して・・・ときいた憶え
がありますが、 ホロンは最近あまり耳にしませんが、
エントロピーの法則はサブタイトルに「地球を環境破壊から
救う英知」とついた改訂版がだされているようです。












しかし、この本の著者も「脱牛肉文明への挑戦」(この本は自体は
私は読んでいませんが)では相当、出版当時アメリカではたたかれ
たようです。







関連
* 福音派 が 地球温暖化  対策に
* 「地球温暖化の疑問」