今日は私の産後のお話し。

助産師でバリバリ働いていたころ
待望の第一子を出産。

私の出産は大変なものでしたが…

産後も泣いてばかりいた助産師の私。
退院してすぐ私の実家に帰りましたが
私は始めての出産だけど
家族や親戚など
「助産師だもの〜なんの心配もないね〜」
というものだから
弱音をはけない。
私はおばあちゃん子、つまり母も出産後間も無く働いたので
私の世話はほぼ祖母。
というわけで母は沐浴の経験なし( ̄▽ ̄)
新生児の世話はほぼ分からなかったのです

私は助産師だから、沐浴だのオムツ交換だのその他なんやかんやは任せてちょうだい
だけれど

母乳は分泌過剰、子宮の復古はあまり良くなくかなり精神的にまいっていて

そういう時は授乳以外はゆっくり休まなければいけないもの。

だけど無理して動いていたら(そうせざるを得なかったのだが)
無理が良くなかったのか
悪露が異常に増量!

あかんぼちゃんは、ぎゃんぎゃん泣いている。
みんないるのに誰もきてくれない
私はか細い声で「誰かきて〜」
が、みんなゲラゲラ笑いながら会話中で
誰も気づいてくれない。

とうとうわたしはブチぎれて
床を這いつくばって
「なんで聞こえないのよ!こんなに泣いてるのに!」
涙をボロボロ流しながら、しかも床を這っての姿に皆ビックリ仰天!
しかし、ただオロオロするばかりの
夫と実家のみんな…

助産師の私がこんなになってる姿に
動揺するばかり

私の実家はど田舎で近くに産婦人科なし。
自分が出産した病院までは2時間近くかかってしまう。

みんなの動揺のせいで逆に冷静にならざるを得なかった私は

自分の判断で手持ちの子宮収縮剤と止血剤を飲み、そして安静が必要な状態だと
自分が指示を出し

あかんぼちゃんにはとりあえず母乳は飲ませ、あとは頼む!とさらに指示出し状態。

そして、沐浴…。
父、母、弟、夫がベビーバスの周りを囲み
一応一番まともな夫が施行。
が…やはり初めての沐浴、うまくいくはずなく、四人でみんなで手を入れて
全員汗だくだが、頭もまだ洗えてない状態

これでは、あかんぼちゃんがまずい…

で、どうなるかというと
「ちょっと!代わって!」
と、サクサクとおわらせ、またボロボロと
泣く私…

産後は身体的にも精神的にも
良好な状態じゃないと
助産師の私だってこうなります。

つづく。
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