少年らしい背格好ですが、甲賀さん、俺、全然偉大じゃないっす。下の中ぐらいで勘弁してください。
ブログとかmixiとかIT系弱いのでよくわからないのですが、がんばりますのでしばしお付き合い下さい。
まず先に近況報告です。人事部っとびカードで3月から立川にぶっとびます。
28期中野、29期熊本で、30期立川ですか。ともさん、やはりあなたは何か秘めたものを持っていますね。
では、早速P.N.「恋するウナギちゃん」からの質問に答えていきたいと思います。浜松出身でしょうか。
恋するウナギちゃんさんが悩んでいるのはこの3つですね。
1. 1女が飲まない
2. Gをしに行くタイミングがわからない
3. Gをする心構えがわからない
・1女が飲まない
心中お察し致します。当パートでも大谷の名を継ぐ1女が他の1女の分まで飲んでしまうので、困っています。
この問題については、元福祉が近日中に全力を挙げて対策を講じる所存です。お待ち下さい。
・Gをしに行くタイミング
簡単です。大量にお酒を飲んで、胃がゴポッっと鳴った時が戦争です。目を見ていればわかります。
わからなかったら、例として4年を飲ませまくって、その胃と目の変化の瞬間を学んで頂きたいです。
Gが出ない人は、つまらないやせ我慢をしているか、かわいこぶっているだけだと思われます。自分に正直になろう。
ゴポッとなれば、周りのウインド人も急に優しくなります。頼りましょう。
・Gをする心構え
Gとは、出会ったお酒にさようならを告げて終わりではないです。
今まで胃にあったお酒に感謝をし、そして運命感じる新たなお酒と出会うための、胃の事業仕分けです。
この分野については4女が悟っていますので、気になる方はお尋ね下さい。
続いて、遺言です。
三笠は例の催し物で時間が押してしまいそうなので、三笠時間短縮作戦ということで、ブログで遺言の一部を書かせていただきます。
学生指揮者とか福祉係とかいろいろ経験させて頂きましたが、所詮みんなより1年~3年長く生きたくらいで、偉そうなことを言える立場ではないです。
なので、遺言なんか残さず塵のようにさっと消えようと思っています。
ただ、やっぱり去るものとして何か後輩にお伝えできれば、それがお世話になった皆さんへの恩返しになるのでは。
そう思ったので、自分自身が4年間ウインドにいて、もっと言えば中学から10年間吹奏楽をしてきて良かったこと・反省していることを、懐かしの3good, 3modifyでお伝えしようと思います。
ただ、それぞれ3つずつとかめんどくさいので、それぞれ1つに絞ってお話しすることにします。
絞りきれなかった分は、いつの日かtwitterでつぶやきます。
【よかったこと】
「感動」を提供することができた
【反省していること】
大学への目的意識が低かった
以上です。
では、また明日、三笠会館でお会いしましょう!

※コメントなし推奨
ここから先は塩見のウインド史に触れつつ、ウインドに入ってよかったことを述べる、日経の「私の履歴書」のようなコーナーが始まってしまいます。
ちなみここでこのブログ、折り返し地点。長くて申し訳ないです。
私のような身分・立場の独り言で、皆さんの貴重な時間を奪ってしまうのは大変心苦しいです。
なので、三笠の準備が終わってから興奮して寝られなくなった時や、三笠つくまでの移動中暇な時にご覧頂ければと思います。
男性陣は、メーリスにはありませんでしたが、蝶ネクタイの準備を忘れないよう注意して下さい。
女性陣は、4女以上にベストドレッサー賞を狙わないような出で立ちが肝要です。
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【よかったこと】
「感動」を提供することができた
突然ですが、質問です。
「あなたはウインドで、何を、どのように実現したいですか?」
(この質問は、川辺秀美『22歳からの国語力』(講談社、2010年)という本を参考にしました。)
俺が自分の答えを言う前に、まずはこちらをご覧下さい。2chとかでちょっと有名になったやつです。さっきの踊りは止めちゃって下さい。
長さ全部で10:27ありますが、途中で切っても大丈夫です。
どうでしたか?
携帯からの人のために説明しておくと、Wiiをプレゼントで貰った時の子供のリアクション集です。
俺は初めて見たとき、ほろっと泣きました。22にもなると涙腺もろいものです。
なんでほろっときたのか後々考えてみたのですが、多分子供を喜ばせようと思ってプレゼントをした時の、子供の純粋な喜び・感動のリアクションを見て胸が熱くなるものがあったからだと思います。
Yeeeeeeeeeeeeeeeeeeeess! Wiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!
コンパ後半の坂田並みのリアクションですね。
この動画を見て再認したのですが、俺は、こういった「感動」を提供したくて吹奏楽を今まで続けて来られました。
だから、昨年1年間ずっと「感動」を提供するために、スローガンとして「ストーリー性」とか「おおげさに」とか言ってきました。今思えばくどかったですね。すみません。
感動の提供――そう思ったきっかけを、少し振り返らせて頂ければと思います。
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当時大学1年生だった俺は、なんとなくウインドに入りました。
当時の俺は、吹奏楽一筋だったくせにクラシック曲が嫌いでした。
「クラシックは敷居が高くて、きっと知っている人にしかわかりえない閉鎖的な空間だな。俺はよくわからん。」
「そもそもクラシック曲も吹奏楽定番曲もよく知らんし。」
クラシックは嫌い、かといって大学で何か新しいことを始める勇気もない。居場所が欲しかったんです、大学での。
だから、中高の部活の延長でなんとなく入ったのが、このウインドアンサンブルでした。
なんとなく入ったからでしょうね。
入って半年経ち、曲も知らなくてつまらない、人見知りで友達いない、居場所見当たらない、当時の回転寿司バイトが死ぬほど大変、など辛い時期がやってきました。
「大学1年の冬低が終わったら、サークル辞めよう。つまらないし、学業・バイト両立大変だし、友達いないし…」
そんな思いで迎えた1年の冬低、第56回定演のゲネプロ。津田先生が指揮を振り、聞こえてきた曲はチャイコフスキーの「白鳥の湖」。
メイン曲だったのですが、クラシック曲ということで敬遠して乗っていなかったので、ゲネプロで初めてちゃんと聞くことができました。
「どうせ、こってこてのクラシックなんだろ? クラシック通の内輪で楽しんでりゃいいじゃん。」
という、今思えば最低に生意気で卑屈な態度でゲネプロを聴き始めました。
ところが、最終楽章に行き、あの有名なメインテーマに行くときです。
来ましたよ。
クラシック曲聞いていて、たまにくるあのゾワゾワ感。身震いするような鳥肌です。
ちなみに、こんな曲です。追いコンではやらないので見ても大丈夫です。
ちょっとこの演奏だと伝わりにくいのですが、オーボエで有名なメインテーマが、ティンパニとスネアのロールで盛り上がって壮大になって十分かっこいいのに、ドラが加わってペットが響くメインテーマが短調が長調になって、もう、ね。なんていうか、ビビりました。
そして、最後に盛り上がりきったかと思ったら、H durで木管の刻みとハープの分散和音が始まって徐々に盛り上がり、天から舞い降りるようなホルンの音が鳴り響いた後にtuttiとなり、ティンパニの刻みがかっこよく響き、Hの伸ばしで余韻を残して終わる……
今思い出しても、ゾクっときます。当時の参考音源、マジ名演。
思わずアップしてしまいました。ソッコー消します。
こっそりダウンロード
この「白鳥の湖」は終わり方が複数あるにせよ、しっかりとしたストーリーがあることを、定演のパンフレット見て知りました。
ここから見られます。
このあらすじを知った後で、再度iPodで聞いてみるとますます感動が高まり、短調→長調、最後のハープの件でうるっとなっちゃいました。
クラシック聞いて涙とか、史上初でした。
なんだ、クラシックもいいじゃん。アツいじゃん。
この感動をもっと味わいたい。そして、自分がその感動を創り出して、昔の自分みたいなクラシック食わず嫌いの人に、少しでもその感動を提供したい。
そう思えてからのウインドは、本当に楽しかったです。
福祉係の仕事が始まったのも大きいですが、ウインドに主体的に関わることが少しずつ出来るようになっていきました。
ローマの祭、展覧会の絵、ベルキス…もちろん、メイン曲以外も含めてすべての曲で、主体的に取り組みながらも、自分がかつて受けたような感動を分かち合いたいという思いがありました。
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このウインドでの夢は、3年の冬に叶うこととなりました。
第60回定演のアンケートにて。
「こういったクラシックや吹奏楽の演奏会は来るのが初めてだが、とても楽しめた。良い思い出をありがとう。」
これを見たときに、心から本当にウインド辞めずに続けてきてよかったと思えました。
ここまで一緒に定演の成功を追い求めてきた先輩、後輩、先生方、30期のみんなの支えがあったからこそ達成できたものです。
またとないすばらしい経験ができました。ありがとうございました。
目的意識を強くもって自ら動けば、つまらないと思えることでもいつか必ず楽しくできる。
そんなことを、吹奏楽を通じて学ぶことができました。
今更主体性とか耳にたこかもしれませんが、本当に本気の主体性って、できそうでなかなかできないものだと思います。
自ら動いて感動を伝えるという貴重な経験を積むことができて、サークルに入ってよかった、辞めないでよかったと思っています。
社会に出ても活かしていきたいです。
余談ですが、このことを、1年前の就活している時に気付いていたかったです。
就活って謎イベント多すぎですよね。ES、OB訪問、GW、面接、リクルーター…
ふがいない就活生だった自分に、「就活もウインドと同じで、目的意識を持って、何のために働くのか、何のために企業はESを書かせるのかなどを自ら積極的に考えてみたらどうよ」とアドバイスしてあげたいです…
ウインドはたかがサークル。しかし、馬鹿にはできない。
学ぶもの、成長するきっかけはとても多いと思います。
楽しさは、待っているだけではやってこない。こっちから楽しさを獲得しに行かないと、得られないと思います。
そういう意味でも、俺はウインドで「パーカッション」「指揮者」「福祉」「IT部門」「三笠動画制作」などなど、こっちから仕掛けにいって、お客様だけでなくウインド人にも思い出や感動を提供しようと4年間がんばってきました。
まだまだ自ら動けていない面も多々ありますが、それは今後の良い反省材料にしたいと思います。
先ほどの質問の俺なりの答えです。
「あなたはウインドで、何を、どのように実現したいですか?」
「私はウインドで、音楽含むあらゆる分野で、あらゆる人に感動の提供を実現したいです。」
俺の夢は叶ったのかどうか、それを、この追いコンで感じたいと思います。
皆さんは、何をするためにウインドにいますか?
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塵のように去るつもりだったのに、気が付いたらこんなことに…
最後の最後までこんな長いのに、ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。みんな優しいか暇。
携帯で見て頂いた方、3を鬼のようにクリックさせて申し訳ないです。移動中の良い親指運動になれたら幸いです。たくましい。
長きにわたった30期ブログ企画、お楽しみいただけましたでしょうか?
りっちゃんの発案で始まったこの企画、毎日の更新を楽しみにしていたのは、実は他でもない30期自身だったのかもしれません。
三笠会館では、30期がウインド生活や大学生活で思ったこと・感じたことなどを甚だ僭越ながらスピーチさせて頂きます。
1年のときはとても退屈で立ち疲れた覚えがあるので、30期一同コンパクトなスピーチを心がけます。
「この人って4年生で、こういう名前だったんだな」と知っていただけるだけでもうれしいです。
おいしいごはんを食べつつ、4年の最後のメッセージに耳を傾けていただけたら幸いです。
あと、4女の華麗なるドレスアップもお楽しみに。
最後になりましたが、30期を三笠会館にお招き頂きありがとうございます。
代わりに鳳明館と園遊会招待するから大目に見てね。
では、三笠でお会いしましょう!
塩見

このまま卒業させていただきます