こんばんは、もこです〇＾＾〇
今日は、
『最低限持っておくべき
プライドとは？』
についてお話しようと
思います。
生きていく上で
【プライドは基本
いらない！】
これが私の考え。
プライドって捨てられないと
自分にまとわりついて
身動きがとれなくなる。
「私には私のやり方があるの！」
「何で新しいやり方に私が
合わせなきゃいけないの？」
「人から指図されたくない」
「私は私でいいんだから！」
こうなると、
どんどん凝り固まっていき
新しいことを受け入れられなくなる。
そういう会社の先輩たちを
いっぱい見てきたから。
「そんな窮屈な生き方
だけはイヤだ！！」
って私は思うから。
ちっぽけなプライドなんて捨てて
どんどん新しいことに挑戦して
しなやかに人生を謳歌したい。
そう思うんです。
私は仕事で、
４名チームの
チームリーダーをしています。
先月の末に『前期』の
各メンバーの評価が出て、
結果をフィードバックする
ために面談をしました。
その中の1人に、
とても私が頼りにしている
ベテランの女性Tさんとの
面談がありました。
評価結果を伝えたあと、
仕事のことについて話ながらも
和やかに話は進んでいく。
「そろそろ面談終わろうかな」
と思ったそのとき！
Tさんが急に姿勢を正して
少し前のめりになって、
「実はお話が・・・」
と切り出したんです。
「あっ！
これ、絶対嫌な予感」
直感的にそう思いました。
「どうしたましたか？」
軽く聞くことを装いながらも、
次の言葉を促す私。
「実は、会社やめようか
迷ってます・・・」
「・・・」
（えーーーーー！！！）
（まーじーでー？？？）
目が飛び出るんじゃないか？
くらいに大きく見開かれた私の目。
今年Tさんは６０歳の誕生日を迎える年。
仕事を続けるならば、
延長申請の提出が必要です。
私の会社ではほぼ１００％近い人が
６０歳を過ぎても仕事を続けている。
だから、
予想もしてなかった事態・・・
「なぜ辞める道を？？？」
聞くと、
“正直仕事が楽しくないこと”
も一つの理由だというTさん。
IT化が進むこの会社に
ついていけない自分が、
このさき働き続けても
楽しいとは思えない・・・
この先まだ数十年も続く
自分の人生をそんな気持ちの
ままで過ごしていいんだろうか？
まだ６０歳なら、
新しいことにチャンレンジする
気力も体力もあると思う。
なら、
決断するなら今しかないかも？
Ｔさんが第２の人生として
選ぼうと考えている仕事は、
【美容師】
実は美容師免許を
持っているそうなんです。
でも、
当時は美容師にはならず
今の会社で働く道を選んだ。
だけどやっぱり、
心のどこかで美容師として
やってみたい気持ちは消えなかった。
「この年から技術を
身に着けられるんだろうか？」
という不安がずっと消えないまま。
そんなときに、
美容師をしている友達から
「うちで腕を磨きつつ働かないか？」
と声がかかったそうです。
それを聞いたとき私は、
「Tさんは正直まだ決めかねてる！」
「今ならなだ引き留められると思う」
そう思いました。
引き止める理由というよりも、
引き止めねばならない
理由があったんです。
Tさんとの面談の数分前。
別のメンバーとの面談で
妊娠の報告を受けていたんです。
数カ月後には１名、
産休でいなくなることは確定。
そこにさらに！
予想もしてなかった
Tさんの退職の可能性。
もうこれ以上人が減れば
仕事が回らなくなることは間違いない。
しかも、
どこも人員が足りてない会社の現状で
２人も新たに補充をしてもらうことは
絶望的！
「きっとTさんにメンバーの
妊娠のことを伝えれば」
「最低あと１年は退職を引き延ばせる」
「あと１年だけ頑張ろうかなって
言ってくれるはず」
そんな確信に近い感覚がありました。
メンバーの妊娠を伝えようともした。
でも・・・
私はTさんに妊娠の話は
しませんでした。
いや！
言わないと決めたんです。
だってこの選択は、
【Tさんの人生の選択】だから。
私に邪魔する権利はない！
そう思ったから。
６０歳って年齢はまだまだ若い！
だけど、
新しいことに挑戦するには
ハードルは低くはない年齢でもある。
それはよくわかる！
だって４０代の私だって新しい
挑戦には勇気が必要なことを
知っているから。
４０代の私よりも
大きい不安を抱えたTさんは
それでも足を踏み出す決断を
するか真剣に迷っている。
ならばその選択に
横やりを入れる権利は私にはない！
そこまで人として
落ちぶれてはいけない！
ここだけは
最低限もっておくべき『プライド』
だって思ったんです。
だから何も言わず、
Tさんの心がどちらにせよ
決まるのを待ちました。
そして２週間後、
延長をせずに退職する決断を
Ｔさんは下しました。
たぶん、
私がTさんの立場でも
同じ決断をしたと思う。
だって、
人生に“後悔”だけは
残したくないから。
正直すごく寂しい・・・
でも、
私は【希望】をＴさんの決断から
感じ取ったんです。
６０歳になっても
人生諦めないために
新しい道に踏み出す覚悟を
持てる人はいるんだって。
こんなに見習うべき背中が
近くにあるって幸せだなって＾＾
生きていれば、
働いていれば、
家族がいれば、
人と助け合うこともあるけれど
勝った負けたの競争から
逃れることはできない。
誰が得して誰が損するか？
みたいなことはついて回る。
だけど、
同じ競うのでも、
同じ戦うのにしても
フェアでいることが絶対条件。
人の足を引っ張らないこと。
そのプライドだけは最低限
持ってないといけない。
私はそう思います。
人生いろいろありますが、
ときに凹みながらもこれからも
前々へと足を進めていきます！