こんばんは、お茶王です。

皆さんお久しぶりです。

最近はお金が全くなくなりえっちゃんとしばらく会えなかったのですが、久しぶりにえっちゃんに会ってきました。

えっちゃんは家の都合で上田から岡谷に引っ越ししたのです。

昨日えっちゃんからLineがありました。

えっちゃんちょっと前にメールを卒業してLineデビューもしてました。

「お茶さん明日会える? あまりお金使わないようにするから。」

どうもえっちゃんのお母さんが仕事で役職が昇格したらしく忙しいので、えっちゃんが一人になる時がありまして、その時だけでも会って欲しいとのことでした。

「いつものお茶買ってきてね。」

いつものお茶とはえっちゃんがいつも好んで飲んでいる特保の十六茶の事でございます。

えっちゃん車に乗っている時はこの十六茶のペットボトルのやつをよくコンビニで買って飲むのですが、えっちゃんに会う前にいつも前日買っているのは2ℓの大きなペットボトルのやつであります。

価格も1本ほぼ500円と高価です。

それに加えて今朝えっちゃんから更なる指令が出ました。

「お茶さん、近くの店に行って雪国納豆1つお願い。」

この納豆はあまり売っている店が少ないのです。

えっちゃんは納豆に関してもスペシャリストでこの納豆に一期一会で出会った感じです。

色々な納豆がある中この雪国納豆の味が忘れられないようです。

「わかったよえっちゃん。朝見てくね。」

「何時に行けばいいっけ?」

「お茶さんLineの履歴見て。9時半って言ったよ。」

お茶王、雪国納豆を買って岡谷に車を走らせます。

「えっちゃん元気にしてたかな?」

えっちゃん待ち合わせ時間にゆっくりと現れました。

大変元気そうでした。

「そうそうこれ。これがほしかったんだよ。」

えっちゃんは嬉しそうに雪国納豆を手に取りました。

「これが売ってるとこ少ないんだよ。」

「えっちゃん良かったね。」

それから僕たちは白樺湖経由で上田に向かいました。

上田に通じる道は他に和田峠経由の道もありますが、途中一部有料道路のところがあるので少しでも出費を抑えようというえっちゃんの配慮です。

まあ、和田峠も一応料金回避ルートがあるのですが。

えっちゃんは道中言いました。

「今日母の日だから何かお母さんにプレゼントしたいんだよ。」
えっちゃん偉いなと思いました。

僕はしばらく母の日に母親にプレゼントしてなかったなあと懺悔しました。

ここでよくわからなくなったのですがどうもえっちゃんの家系には複雑な関係があるようでして、えっちゃんのお母さんは今までえっちゃんが住んでいた上田の音楽村にいるようなんです。

お茶王は岡谷にお母さんといるんじゃないのかなと思いましたがあまり触れないようにしました。

岡谷にはお父さんと住んでいる可能性もありますし、以前のえっちゃんの発言からえっちゃんの家庭環境には何か複雑なことがあるような気がしていました。

以前出会って2か月くらいの時えっちゃんはこう言ったのです。

「実はお茶さん、私のうち不謹慎ごとがあって・・・。」

(・・・不謹慎ごとって何だ?・・・)

次の週にえっちゃんが言うには。

「お茶さん、この前の間違えた!“不謹慎”ごとじゃなくて“不幸”ごとだった!」

お茶王にも何が不謹慎ごとか不幸ごとかわかりませんでしたが、えっちゃんはこのようにいつも明るい元気な子なんです。

とにかくえっちゃんのお母さんに花を届けたいという事でした。

上田に着くとデパートに行きました。

しかしそこには高級な花しかなくえっちゃんも枯れない造花がいいと言ったので、別のスーパーの方を回ってみることにしました。

このデパートではえっちゃん大好きなネギトロのパックに入ったやつを買いました。

食べきれないと言うので小さい250円くらいのやつをひとパックです。

それとえっちゃんはゴーヤと卵焼きの混ぜたおいしそうな惣菜をひとパック買いました。

えっちゃんはそれで昼食は足りると言いました。

えっちゃんは小食なのです。

僕は少しでも出費を減らそうという事で前日から僕の母親に弁当を作ってもらってというえっちゃんの指示通りに弁当を持参してきました。

次に行くスーパーで花を見つけてからこれらで食事をとろうと決めていました。

スーパーに入ったとたんえっちゃんが目を輝かせました。

「あった。これがいい。」

そこにあったのは色々な種類の造花で値段が500円くらいの手ごろなものでした。

えっちゃん気に入った様子。

そこでえっちゃんは造花ともう一つすごい安い輸入物の赤ワインを買い、サービスカウンターで母の日用のラッピングしてもらいました。

その後そこのスーパーにあった食事をとれるスペースで僕らは食事をしました。

えっちゃんはさっきのデパートで買ったネギトロをほおばりました。

「これおいしい。うまい、うまい。」

僕はえっちゃんがそう言っているように感じました。

えっちゃんはネギトロを食べてしまうと申し訳なさそうに言いました。

「もう一つここでもネギトロ買ってもいいかな?ちょっと物足りなくて。」

「いいよえっちゃん、買っといで。」

えっちゃんはしばらくするとネギトロのパックを買って戻ってきました。

「うまい、うまい。」

えっちゃんに言わせると前のデパートで買ったネギトロの方がうまかったらしいです。

僕も少しもらって食べましたがあまり違いが分かりませんでした。

えっちゃんはネギトロのプロでもあるのです。

「うまい。うまい。」

えっちゃん本当においしそうに食べます。

2人とも食事を食べ終えるとえっちゃんのお母さんにプレゼントを渡しに行きました。

行ったのはえっちゃん一人で、僕は音楽村の休憩所で涼んでいました。

えっちゃんお母さんと水入らずで団らん出来たようです。

「お茶さん、帰りは美ヶ原通って行かない?もう道通じてるよ。」

「そうしようか。冬は閉鎖されてるんだったね。」

えっちゃんとお茶王は美ヶ原に向かいました。


この続きは次回へ。


写真はいつもの僕が散歩することの多いスカイパークの3つ並んだ木の馬たちです。

えっちゃんといつまでもこんな風に仲良くいられたらなあ。