古来より高貴な花として愛でられてきた蓮、水質浄化の働きもあり、

種の寿命は2000年も前の種が発芽することもあるという魅力的な花です。

 塙町の上渋井地区では、耕作放棄になって荒れた水田を活用し、豊かな景観をつくり上げようと、ハスの会を立ち上げ、会員一人一人の奉仕的な活動により素敵なハス園が生まれました。

 

 あじさいとともにこの時期を彩る優雅な花です。

 

 ミソハギも咲いていました。盆花を代表する花でもあるようです。

 

 

江戸時代に松平定信が改良させたといわれる瑞光蓮、花色は白い地にピンク色の爪紅

 ハスの花は泥水のような池の中から真直ぐに茎を伸ばし、その先に華麗な花を咲かせます。泥から出てきても泥に汚れることはない様子からの花は清らかさの象徴と考えられ、仏教では神聖な花とされてきました。お釈迦様がハスの花の上に座っている姿がよく見られますね。

 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」では、お釈迦様が蓮池の周りを歩いていると、そのはるか下の方の地獄でもがいている多くの罪人の姿が見えて、その中の一人に生前に一つだけ慈悲の心を見せたことを思い出し、救いのためのクモの糸を垂らしてやるのでしたが・・・清らかなハスの花のはるか下には、悲しい人間の姿があるのでしょうか。

 

 シオカラトンボが盛夏を思わせます。

 

 双子のような愛らしさ

 

 

 

 古代ハスは、発見者の大賀一郎博士にちなんで大賀ハスともいわれます。

 

 

 少し雨が降ってきて、ハスの葉の中にたまっていきました。