江戸時代に不毛の地であったこの地に移住した当主が過酷な環境の中で米以外の作物の栽培に積極的に取り組み、工夫を重ね、二代前の当主が今の基礎となる竹・栗の栽培を進めたということです。

 

 竹工芸も、効果的な活用例として進められています。

 

 よく手入れされた広大な竹林は、希少な風景として訪れる人の目を楽しませてくれます。

 

 今年のびてきた竹も大きく太く育っています。表面が白い粉を吹いたようになっているのが新しい竹ですね。

 

 通路を挟んで右と左の竹林の雰囲気が違います。

 

 左側に広がっていたのは、金明孟宗竹の林です。竹の色が金色です。

 

 この竹林では、映画「るろうに剣心伝説の最後編」のロケが行われたそうです。

 

 孟宗竹は、高さが20mを越すものもあるそうで、葉が小さく色が薄いため光が抜ける緑陰が美しい竹林をつくりだしています。

 

 樹齢500年を越えるケヤキの大木、竹林の中で存在感を放っていました。

 

 亀甲竹は、孟宗竹の一種で、節が交互に膨れて亀甲状となる独特な形状です。

 

 黄金の竹林、かぐや姫はこんな所にいたんでしょうか。

 

 園内の茶屋では、抹茶をいただくことができます。(有料)この日の干菓子は栗を使ったものでした。竹の器でいただく冷たい抹茶は歩き疲れた喉に染みわたりました。

 

 

 両側の孟宗竹が緑のトンネルをつくりだしています。伊藤園の「おーいお茶」のCMや映画「キングダム」のロケ地にもなったそうです。