会津盆地では桜の時期が終わり、初夏の装いの陰に隠れて春の寂寥感が漂う頃、奥会津に残っている遅い春を訪ねて車を走らせた。

 

 最初に訪れたのは、昭和村の喰丸小学校跡、四季を通して、取り残された校舎が醸し出す昭和の色と周りの風景がアマチュアカメラマンの人気スポットです。

 すでに葉桜になっていましたが、古い校舎とのベストマッチは不変です。

 

 昭和の子どもたちも窓の外に散りゆく桜花を見ながら行く春を惜しんだことでしょう。

 

 次に行ったのは、金山町、太郎布高原の道路わきに小さなため池があり、そのほとりに数軒の民家と遅咲きの桜が佇んでいます。

 

 後ろの山肌は柔らかな新緑が目立つようになってきましたが、春を惜しむかのように咲き誇る桜とリフレクションが静かな山里の風景を紡ぎだしています。

 

 高齢化率県内トップの過疎の村です。先日、52年ぶりに赤ちゃん誕生というニュースがありました。

 

 自然が豊かで静かな村なんですけどねえ。人口減少だけは難しい問題ですね。

近い将来消滅するという市町村が発表されましたけど、本当にそうなってしまうんでしょうか。大きな政治課題ですね。