今年の県内の桜は、大きな地域差がなくほぼ同じ時期に見ごろを迎えた感じです。

中通りを鑑賞してからおもむろに会津へと向かうことができた例年と違って、あわただしく桜を追っかける感じです。

 

 会津のメインスポット、鶴ヶ城の桜です。博物館わきの高遠コヒガン桜、初代藩主保科正之の縁で高遠町(現伊那市)との親善交流都市の締結を結び、贈られたものです。その花形はやや小ぶりで赤味を帯び、その可憐さと規模の大きさから「天下第一の桜」と賞されるほどで、長野県の天然記念物にも指定されています。

桜の枝を透かして見える廊下橋の朱色はこの時期に一番映えるようです。

 

見上げれば万朶の桜

桜に埋もれる天守閣

くろがね(鉄)門から見上げる天守閣

 

綾瀬はるかさん命名のはるか桜、「八重の桜」の主演を機に、復興のシンボルとして植樹されました。

そのそばにあるのが「容保桜」会津藩主松平容保が京都守護職を務めた際の会津藩上屋敷であった場所で発見された桜です。桜守の佐野藤右衛門氏の話は中学校の教科書にも載っています。

 

 

鐘撞堂の桜

 

石垣の向こうに磐梯山

 

お城と桜がよく似合う会津の春です。

 

2024/4/21