梅雨の真っただ中ですが、期待以上の夏空が広がりました。でも、大気の状態は不安定、雷に注意です。

 

 那須、普通なら茶臼岳や朝日岳を目指すところですが、いつもの相棒が体力の衰えで弱気になっているので、目標は峰の茶屋まで。

 

 茶臼岳の上に、広がる青空はすっかり夏の色です。 

 

 朝日岳も夏の装い

 

 本日の主たる目標、オノエランです。白く、とてもエレガントな花をつけます。 花期は7-8月で、山地の日当たりのよい、岩石混じりの草地に生えます。

 

 唇弁の奥のややくすんだみかん色のW字の模様が、この花のチャームポイントです。W字の奥は薄い黄色になって、とてもお洒落な花です。

 

 登山道の脇の岩石交じりの場所に見られますが、周りの草の丈が伸びてきていて、気をつけていないと、見逃してしまいます。

 

峰の茶屋手前、ウラジロヨウラクも終盤にかかっていました。

 

 

イワカガミ、かろうじて残っていた小さな花

 

ウラジロヨウラク、花の様子が仏像が身につけている装身具(瓔珞・ようらく)に似ていること、葉の裏が白いことから付けられた名前です。

 

アカモノはツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木です。別名はイワハゼ、小さいながらも色鮮やかです。

 

ヨツバヒヨドリはまだつぼみ

 

峰の茶屋から見上げる茶臼岳、今日はあまり噴煙が見えません。

 

 恵比寿大黒岩の近くまで、行ってみました。ここで見られる山肌は、いかにも火山活動の結果という荒々しくしかも奇妙な景観です。

 

恵比寿大黒

 

さあ、下山です。雲が広がってきたかな。

 

途中で出会った歩荷(ぼっか)さん、三斗小屋温泉まで、およそ30kgの荷揚げだそうです。頼もしい限りです。