車を降りて、駐車場からのゆるい坂道を歩いていくと、やがて目の高さに鮮やかなピンクの帯が見えてくる。
徐々に、花の色がはっきりしてきて、その向こうにはうっすらと山並みも見えてくる。
安達太良連峰をバックに、ルビー色に染めあげられたそばの畑が広がる。
吾妻山の姿と漂う雲をバックにルビーの絨毯
赤そばは、ネパールが原産で、ここで栽培されているのは、「高嶺ルビー2011」
一般のソバより、背丈が低く、やせた土地でも栽培が可能だが、収量は1/3程度らしい。
観賞用として栽培されることが多い。
薄いピンクや白が混在している場所も見られる。
赤そばの絶景が見られるのは、二本松市下川崎の東北(とうぎた)集落、安達太良、阿武隈の山並みを望む丘一帯が淡いルビー色に染まり、訪れる人を楽しませている。
住民有志が集落活性化のため、2020年から遊休農地を活用して2ヘクタールに作付けしている。
おとなしくポーズをとるワンちゃんたち。
正面に見えるきれいな円錐形の山は飯野町の千貫森、UFOの出現率が高いことで有名なポイント。
そば畑のある高台から下の方には阿武隈川の流れ、すぐ上流にダムがあるので、流量は少ない。
反対側にはたっぷりと水をたたえた阿武隈川、ダムでせき止められた流れは、漕艇競技やカヌーのレース場である。