白河地方では、もっとも早く満開を迎える桜です。樹齢は約300年、高さは18メートル、幹は太いところで2.8メートルある一本桜で、地元の住民により大切に維持保存されています。根元一面に芝桜が植えられていて、芝桜の見ごろとしだれ桜の見ごろが一緒になると、より華やかになって、訪れる人を楽しませます。

ここは無住のお寺ですが、地区の皆さんが建物もその周辺も丁寧に手入れして、清潔な印象があります。

観音様も六地蔵も桜とともに穏やかな佇まいです。

樹の下から眺めると、大きな花の傘に包まれるような感じです。

 

 

流れ落ちる滝のようにも見えます。

 

芝桜の見ごろは、もう少し先ですね。

集落のはずれの高台からは、白河の米どころであるこの地区の広い田園風景が見渡せます。この桜も長い間人々の暮らしを見守ってきたのでしょう。

一本桜番付:西前頭5枚目です。