下郷町立楢原小学校の豊成分校跡地には、見事な巨木の桜が残っています。

幹周りは4.6m、ソメイヨシノとしては会津随一だそうですが、満開なのに誰もいません。

分校の建物が残っていますが、かつての半分だけらしいのです。

学校、それも木造の校舎には桜がよく似合います。

 

かつては、分校とはいえ、子どもたちがにぎやかに遊ぶ声が響いていたことでしょう。今は廃校になってしまったサクラは誰にも気に留められずに、それでも鮮やかに咲いています。

幹回りが4.6m、貫禄十分です。

 校庭の片隅に閉校記念の碑が建てられていました。これによると、明治7年(1874年)の開校ということで、147年前ということになります。桜の樹齢は同じくらいでしょうか。見た目はもっとありそうですが、いずれにしてもソメイヨシノとしては、かなりの長寿です。

2021.4.21訪問