喜多方市山都町の奥深い山里に福寿草の群生地があります。例年より、2週間も早く花が咲き始め、12日の時点で、すでに全体の9割が開花していました。雪の中から花が顔を見せるあのわくわくするような光景は見られません。

 この日は、気温が低く日差しが弱かったせいもあり、花の開き具合がイマイチでした。

 瞳を思わせるようなこのアングルも手前の福寿草がもっと開いていれば見ごたえがあるのですが…。

 今年は、新型コロナウィルスの影響で、福寿草祭りは中止となりました。恒例の「沼の平そば」の販売や、農産物の直売も取りやめとなっていました。のどかな里山が春の息吹とともに活気づく季節なのですが、今年は寂しい春の訪れです。

 

 地元の人たちの努力で年々花の数が増えています。沼の平の住人は23戸でおよそ30人くらいしかいないそうですが、草刈りや肥料の散布などを少ないメンバーで取り組んでいるそうです。