①の続き。



アルバム「SMILE」の頓挫、ベストアルバムのヒット、そしてブライアンの離脱。


その後リリースされた「Smiley Smile」


自分が大好きな「Good Vibations」が収録されているのだが、ビーチボーイズのアルバムとしてはかなりぶっ飛んでいる1枚。

「SMILE」の断片を集めてなんとか曲にした、というものらしくかなりサイケデリックな仕上がり。

正直なところ「これは曲なのか、、?」と疑問になるものも多数あり。
一部にはカルト的な人気があるらしいが。。。

ブライアンの中で再現したかったものはあったのだろうが、彼以外では形にする事ができなかったのだろう。
後にソロで「SMILE」を2004年にリリースしているので、そちらを是非聴いてほしいところ。

そしてブライアンのソロプロジェクトのようになっていた時代から、THE BEACH BOYSのメンバーが個々に楽曲提供していく時代に移っていく。

その流れでまず取り上げたいのはまず「Friends」



このアルバムはブライアンが積極的に参加したアルバムであるがその気配は薄い印象。

メンバー各々の楽曲が際立っており、ソフトではあるが幅広い一枚。

短い曲が多いのも特徴で、ビートルズ等も影響を受けたマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーにビーチボーイズもまた影響を受けている。


リプリーズ移籍後の初アルバムである「SUNFLOWER」

非常にホットの仕上がりになっており、中でも「This Whole World 」は1番最初に惹きつけられた。

ソロアルバムでも取り上げられており、メロディー、アレンジ、ボーカルコーラスワークが素晴らしい。


メンバーの曲で言えばブルース・ジョンストンの「Deirdre」「 Tears in the Morning」。

デニスもソングライターとしての頭角を表しているが、ブルースの曲が本当に良い。

「Pet Sounes」以降のアルバムとしては1番好きな1枚かもしれない。


そして問題作である「Surf's Up」


問題作と言っているのは個人的な見解ではあるがどこか前衛的な空気も感じ、なんと表現したらいいか非常に難しい。


ただ、ここでもブルースジョンストン楽曲は光っており「Disney Girls(1957)」は色褪せない名曲と思っている。


この切なさ、憂い、そしてどこまでもソフトなメロディーとサウンド。

ブライアンとはまた違う優しさをひしひしと感じる。


そしてブライアンは再びドラッグと精神混乱の時期に突入してしまう。


映画「LOVE&MARCY」にてユージンランディが悪者として描かれているが、実際彼がいなかったらブライアン・ウィルソンは本当の廃人になってしまうか、突然自ら命を絶っていたと思う。


ユージンのやった事は許されるものではないのかもしれないが、ファンに惜しまれながらも2025年6月に幸せに逝った(と願いたい)ブライアンの為に神が与えた荒療治だったのかな、、と思ったり。


そしてカムバックとして売り出された「15Big Ones」


ここに収録の「I'ts OK」は、映画「ブライアン・ウィルソン 約束の旅路」の車中にて頻繁にリクエストしている。

そのタイミングや聞いてる時の表情を見ると、自分自身に「It's OK」と言い聞かせているように感じる。

このアルバムはカバーが大半でオリジナルが少ないのが特徴。



集結や分裂を繰り返しながらも活動を続けるのだが、デニス・ウィルソンの死という大きな出来事が起きる。

ほぼオリジナルメンバーとして活動してきたビーチボーイズ。兄弟、従兄弟と友人というメンバーの中で欠けてしまった大きな穴。

77年の彼のソロ・アルバム「パシフィック・オーシャンブルー」も非常に繊細で素晴らしいアルバム。


この事故をきっかけにビーチボーイズは再集結、「 THE BEACH BOYS」のリリースへとむかっていく。



CDフォーマットで発売された初のアルバムであり、カルチャークラブ、スティーヴィーワンダーが曲の提供。

ゲストミュージシャンにはリンゴ・スターやバーズのロジャー、ゲイリー・ムーアなどが参加している。

売り上げは振るわなかったものの初期のビーチボーイズを感じる作品。


その後数枚のアルバムは廃盤になっいたりコラボアルバムなどになり目立ったものは少ない。


そして1998年にカール・ウィルソンが死去。

マイクとブルースはブライアンの承認を経てビーチボーイズ名義での活動を継続していく。


2004年にブライアンは未完成であった「SMILE」を発表。



Pet Sounds以上に難しく、何回も聴いているがまだ概要をわかっていない。
また別の機会にPet Soundsと一緒にBLOGに書こうかとおもっている。


そして現在最新アルバムである

「THAT'S WHY GOD MADE THE RADIO」


最新アルバムだからというのや自分のビーチボーイズ愛も少し入っているが、なんて美しいアルバムなんだろうと毎回思う。


タイトルトラックも素晴らしいのだが、なんといってもまずは「Spring Vacation」

サビで「Sping Vacation Good Vibration」と歌われた瞬間にいろんな感情が湧き上がる。


今のビーチボーイズが再度初期に書いたカリフォルニアサウンドに立ち返りその思い出を歌っていく感覚。

涙が出てしまうほど良い曲。


そして「Strange World」からラスト4曲のたたみかけ。

ロックシンフォニーと言って良いのかバロックポップというのかなんと表現するのが正しいかわからないが、こんな事を最後にされてしまったらもう何も言えなくなってしまう。


何枚か聴いただけで「自分は天才じゃなかった」と挫折しそうになるアルバムは存在するがそれは60〜80年代に集中していて、まさか2010年代にこんなアルバムを出されてしまうとは、、という衝撃。


ちなみに今も引きずっているくらい素晴らしく大好きなアルバム。


今年6月にブライアンが亡くなった事で今後のビーチボーイズはどうなるのかわからないが、ファンであり続ける事は変わらないと思う。


最後はお気に入りのアルバムの上げて締めます。


63'「SURFER GIRL」

65'「Summer Days」

66'「Pet Sounds」

70'「Sunflower」

76'「15 Big Ones」

85'「THE BEACH BOYS」

12'「That's Why God Made The Radio


ビーチボーイズはいいぞぉ〜