「ベトナム語の発音は難しい!!」

 

「声調で挫折しました」

 

ベトナム語額週にトライされた方々の感想には、発音に関することが多い。

 

確かに、声調は6つもあるし、子音と母音の数も多いし、聞き取れないし・・・

 

そうなんです。ベトナム語の発音難しいんです。日本語にはない音もあれば、そもそも声調6つっていうのが高い壁。

 

声調はむかーしむかしのブログで少し書きました。

 

今回は、ベトナム語のカエルトラップ(私が勝手にこう呼んでいます)について見ていきましょう。

 

ベトナム語の発音の中でも、特に先生やベトナム人から注意を受けたり、発音を直されたりするのが、

 

語尾が、

-uc, -oc, -ôc

-ung, -ong, -ông 

で終わる音。

 

例えば、

học:勉強する

không:否定

cũng:〜も

Úc:オーストラリア

độc:独立の「独」

などなど。

 

これらの音を発音すると、最後は全て同じ口の形になります。

 

どの音も、最後は「口を閉じて、ほっぺを膨らませる」形になります。

 

カエルがほっぺを膨らませているのをイメージして、カエルの口と呼んでいます。

 

ちなみに、これらの音を発音し、口を膨らませた状態から、力を抜いて口を開けると、

 

「くぷっ」とか「ぷっ」という小さな音が鳴ります。

 

一度やってみましょう。

 

とりあえず、単語は無視して、口の形から確認を!!

 

1:口を閉じてほっぺを膨らませて下さい。

 

2:力を抜いて口を開けてみて下さい。

 

3:「くぷっ」とか「ぷっ」という音が出たら、その口の形でオッケーです。

 

その形を意識して、それぞれの単語をゆっくり発音して、練習に励みます。

 

học, không, cũng, Úc, độc, khóc....

 

全ての単語は、最後に「くぷっ」と鳴るはずです。鳴らなかったら、口の形が違うんだと思って下さい。

無理に鳴らそうとせず、自然にこの音が出るように練習あるのみです。

 

 

ただでさえ発音難しいのに、こんなルールもあると、余計やる気なくしますね。

 

でもこの音、ベトナム人たちは執拗に直してきます。

 

さらに、これらの音は、普通の文に当たり前のように点在しているので、まずはどの音にこのルールが当てはまるのか、しっかり考えながら発音する必要があります。

 

Tôi học tiếng Việt ở Hà Nội.

Anh ấy cũng học tiếng Việt ở Hà Nội.

Tôi không đọc quyển sách này.

Ông ấy đi du lịch Úc cùng với vợ.

 

こんな感じで、文のいたるところに、この世界に足を踏み入れた人たちを嘲笑うかのように、その身を隠しています。

 

最初は焦らず、どの音がカエルになるのかを見つけ、わかったらそれを意識しながら文章を読む練習をします。

 

あとは、日常で使える「カエル口」になるまで、無意識にカエル口ができるようになるまで、練習あるのみです。

 

先生やベトナム人にどんどん直してもらいましょう。

 

「くぷっ」と鳴れば正解です。

 

では皆さん、頑張って下さい!!