はじめまして。

 

 私たちは、「Kids Voice Japan」という団体を新しく立ち上げました。

この会の目的は、

 「両親が離婚した後の子どもたちの人権を守ること」です。

 会を立ち上げなければならないほど、

現在議論されている新しい法律の動きが危ないと感じるからです。

 

 法律が新しく作られるときは、法務省の「法制審議会」が開催されます。

2021年の3月、

「父母の離婚に伴う子の養育への深刻な影響や子の養育の在り方の多様化等の社会情勢に鑑み、子の利益の確保等の観点から、離婚及びこれに関連する制度に関する規定等を見直す」ために、法制審議会家族法制部会の第一回が開催されたのです。

 この1年間、どんなことが論議されてきたのでしょうか。

 2022年2月の第12回会合の資料から見てみます。

 これから1年間で結論を出すことになっているのは、以下の3点のようです。

1)親子間に存在する法律関係を整理して「規律」を設けること

2)親権者、監護者とそれ以外の親との関係についての論点整理

3)離婚後の子の監護について「規律」を作ること

 

「規律」とは「義務」です。それ以外の親とは、「離婚後」の子どもと同居していない親を意味します。

 どんなに嫌でも、別れた親と「親子関係」を続けることが法律で義務化されるとしたら?

虐待する親と、ずっと離れられない

離婚しても、別れられない

そんな法律ができるとしたら?

 

資料を読んだら本当にびっくり。とんでもないことが議論されています。

親子や家族の在り方は多様で自由で良いのではないでしょうか?

子どもには、望まない親と会わない自由があるはずです。

ぜひ、こちらから資料など読んでみてください。

 

私たちは、もっと当事者の声を反映した法制度を求めます。

こちらでどんどん発信していきます。詳しくはyoutubeをご覧ください!

 

■youtube
https://www.youtube.com/channel/UCEzt2PB5I7Xvp29WTdG6aSQ

 

◯Kids Voice Japan 呼びかけ文
離婚や別居後の面会交流や共同養育は、様々な葛藤のある家族にとっては、別居後も葛藤を高め、虐待やDVが続くことにほかなりません。また、共同での取り決めとその実施が原因で、子の安全、安心、安定が脅かされてきたことがアメリカ、英国などの調査、統計研究によって明らかにされています。しかしながら、現在、共同親権などを漠然と良いものとらえる人も少なくなく、それを推進する議論は、あまりその制度の内容や親子が置かれた実情をふまえないままなされています。また、マスメディア等でその問題点が報道される頻度や内容も十分ではありません。そんな中で、法制審議会での議論も二巡目に入り、何らかの国による強制、「規律」を家族に導入することが検討され、それが実現してしまう恐れが強くなっています。そこで、私たちは、この問題の危険性を懸念する当事者、相談支援者、弁護士、研究者などが広くつながって、子どもの最善の利益の観点からの発信や働きかけを行う動きを作ることを、ここに呼びかけます。

 

◯会の目的:
 離別後の紛争過程にある親子の交流を、面会交流や共同養育、共同親権などの法制度導入等によって一律に義務とすることは、実際の親子がおかれている個別の事情を無視するものであり、紛争の激化を招来するばかりか、現に監護する親、ひいては、子の安心安全を害し、子の健やかな成長を損なう結果を招くものである。
 私たちは、子の利益を尊重しない法制度を導入しようとする一連の動きに対し、問題点を社会に広く発信し導入を阻止するための広報、提言、議員へのロビー活動等を行う。

◯共同代表: 小川富之(大阪経済法科大学法学部)  廣瀬直美(あゆみだした女性と子どもの会)  森田ゆり(エンパワメント・センター主宰、文筆業)