これはチェーホフの代表作『三人姉妹』の中の有名なセリフ。
夢と希望を込めて劇中で叫ばれるこの『モスクワへ!モスクワへ!』のセリフがここまで有名になったのは、それだけ多くの人がモスクワへの夢を持っていたということかもしれません。
もちろん、私もその一人。
いつか、自分の仕事を持ってモスクワへ行きたいと思っています。
まずはその下準備として、夏にモスクワへ一人で飛ぶことにしました。
子供3人は夫の実家に預けて…
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
快く賛成してくれた夫や義両親には本当に感謝です。
まず航空券を押さえ、それから宿泊先を押さえました。
数日間はモスクワで私の家庭教師をしてくれていた友人のところに泊めてもらいます(宿泊代として夕飯を作る事!)。
残りの数日間は、モスクワ市街の違うエリアを楽しみたかったので、2つ別々のホテル(アパートメント)を選びました。
これからモスクワに旅行に行く人のために、今回の私のホテル選びについて書いてみます。
①エリアを選ぶ
モスクワは小さな街です。メトロを乗りこなせば、かなりの範囲を見て回ることができます。
観光に便利なモスクワ中心部を大きく分けると、
*トベルスカヤ・エリア(メトロ トヴェルスカヤ、プーシキンスカヤ、チェーホフスカヤ)
*劇場、赤の広場、クレムリン・エリア(メトロ テアトラルナヤ、アホートヌィリャト、プロシャヂ・レボリューツィ)
*新旧アルバート通り、プーシキン美術館エリア(メトロ アルバーツカヤ、スモーレンスカヤ、クロポトキンスカヤ)
だいたいこのあたりでしょうか。
まずモスクワの地理について特徴を言うと、クレムリン・赤の広場を中心に円形にブリバール(緑道公園)бульварがぐるりと囲む形であります。
その少し外側を、サドーボエ環状道路садовое кольцоという主要道路が囲んでいます。
ホテルの予約サイトを見ると、「ビジネス街に位置する」とか「空港アクセス良し」とか「土産市場(イズマイロフ市場измайлово)至近」とか書いてありますが、それらはほとんどこの環状道路の外にあるはずです。
毎日、観光バスか何かで観光地までツアーで行く場合はよいですが、個人旅行で自由に、という場合は、やはり環状道路内、もしくはその少し外までのエリアをおすすめします。
モスクワは面積にすると小さい街なので、徒歩でのんびり観光も十分できます。ホテルがエリア内にあれば、時間をめいっぱい有効活用できます。
それから、モスクワのいくつかのエリアは年に何度かアジア人が襲撃される危険なエリアもあります。
危険を恐れて、せっかくの夜長(夏は10時すぎまで明るい)に、ホテルに早めに帰ってホテルないで食事して寝るだけ、ではもったいないです。
また、主要観光地の周りには雰囲気の良い川べり、緑道公園などがあり、そこをのんびり散歩しながらベンチでランチなんてこともモスクワの楽しみ方のひとつ。
パリ観光だって、ルーブルやデパートだけじゃなく、セーヌ沿いをゆっくり散歩したり橋を渡ったりして、クロワッサンをかじるのも醍醐味ですよね?
もちろんパリレベルではありませんが
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ということで、私が今回選んだのは、以前住んでいた地区に近く、大好きなブルガーコフБулгаковの『巨匠とマルガリータМастер и Маргарита』の聖地でもあるパトリアルシェ池Патриаршие прудыのそばにある「マルコポーロ・ホテル」Отель Марко Поро。
後半は、いわゆる観光地にアクセス最高の立地にあるクロポトキンスカヤ近くのアパートメントタイプапартментыの部屋。
このエリアなら、モスクワ市内の最新のレストランに足を運びやすく、今回の目的のひとつである、レストランプロデュースの仕事の下調べもはかどりそうです。
次回は、メールや電話(Skype通話)でのホテルとのやりとりをご紹介します。場合によっては、booking.comよりもお得に泊まれる事もあります。
また、予約サイトの内容は必ずしもその通りでなかったり、少し悪いバージョンの部屋にされたり、と行って見るとがっかり、ということもあります。
そのためにも、コメント欄に書くべきポイントをご紹介します!