цветная/чёрно-белая фотография | Москва, Любовь Моя

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ロシア料理研究家、ロシア語通訳
中川亜紀のブログです。

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今日の言葉は、цветная фотография(ツヴェトナヤ フォトグらーフィア)あるいは、чёрно-белая фотография(チョるノ・ベーラヤ フォトグらーフィア)です。
そう、「カラー写真」と「白黒写真」です。

私だけでなく、モスクワ在住の方で、ソ連時代の映画やアニメ(ムルティフィルム)が好きな方は多いと思います。
DVDを探しに行くと、「カラー版?白黒版?」と聞かれることがあります。
覚えておくと何かと便利かもしれません。

さて、今日はロシアの写真家セルゲイ・プロクジン=ゴルスキー(Сергей Михайлович Прокудин-Горский)という人の写真を紹介します。
日本のサイトでも紹介されたことがあるので、ご存知の方もいらっしゃるかも。
Wikipediaによると、1863年に生まれ、81歳でパリで亡くなっている方です。
この人は、まだカラーフィルムが発明される前に、3色刷によるカラー写真を考案した人で、ニコライ二世の元、ロシア各地で帝政ロシア末期の写真をカラーで残しました。

私の好きな1900年代前半のモスクワの写真などは、白黒写真のはがきや書籍などでよく目にしますが、それ以前の写真がカラーで残っているのはちょっと感動です。
大好きなブルガーコフの顔もカラーで見てみたかったな。
そういえば、トルストイはカラー写真がありますよね。それ以外ほとんどが白黒ですが。
やっぱりカラーとなると、実際の色とは違うとは言え、当時の人々が実際そこで息をして暮らしていた、ということがダイレクトに伝わって来ます。

彼の写真はこちらのサイトから。

http://www.artlib.ru/index.php?id=11&fp=2&uid=1533


東京は19時でほぼ日没です。モスクワはまだ日が長いでしょうね。
夕暮れ時に買い物からぷらぷらと歩いて帰っていると『モスクワ郊外の夕べ(Подмосковные вечерв)』をつい口ずさんでしまいます。

Не забудь и ты, эти летние подмосковные вечера...

子供たちも今、いっしょになって歌っています。

*以前住んでいたドムから、モスクワシティを臨む夕暮れ。
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