подчеркнуть | Москва, Любовь Моя

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ロシア料理研究家、ロシア語通訳
中川亜紀のブログです。

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今日の単語はподчеркнуть(パドチェるクヌーチ)です。
意味は「①アンダーラインを引く、②強調する、強調して言う」です。

今日はちょっとロシア語さぼっちゃったのでまじめにロシア語サイトを読みました。
ヤンデックスのニュースから。
http://www.rg.ru/2012/07/26/obrazovanie-site.html


メドベージェフ首相(もう大統領じゃなかったっけ…)が「ロシアの教育は今後も無料のままで」と述べたそうです。
ここでは詳しく書きませんが、ソ連時代はモスクワ大学なども含め、教育は無料で受けられていました。現在は、モスクワ大学も人気のある学部は高額の授業料を取るようになり、ちょっとしたプレステージ扱いです。そのおかげでお金のある(頭のない)学生が増えてレベル低下につながっている、というソ連時代にモスクワ大学で学んだ人達の声もあります。
今日拾うはその内容ではなく、「メドベージェフ大統領がこのように『強調した』」という動詞です。
この単語、実は私、①番の意味の「アンダーラインを引く」しか知りませんでした(やっぱり主婦のサバイバル習得だと、ロシア語専攻の方々には基本となるような単語もいっぱい取りこぼしがあるんです…)。
私がこれと混同しがちなのがпочернетьで「黒くぬる」という動詞なんですが、幼稚園でもらった書類に一部、二重線で訂正してあるところがあり、そこを指して先生が「Вот, я здесь почернела(ほら、ここが二重線で訂正してあるでしょ)」と言ったことがありました。

アンダーラインを引くことと、二重線で訂正することとは、近いようでいて、元になっている動詞は全然違います。
подчеркнутьは、接頭語を取ると「つめなどでこする、線をつける」のような意味になります。
почернетьは、「黒い」というчёрныйという単語と同じ語幹を持っています。
私なんかだと十分聞き間違えてしまうんですが、ネイティブのロシア人だと聞き間違えたりしないのかなあ?

でも日本人同士だって聞き間違えたりしますよね?
最近うちの末っ子が気に入ってる「トムとジェリー」。
「ママー、トムとジェリーが見たい~」とおねだりしてくるのですが、舌ったらずなせいもあり、どうしても「トマトゼリー(ジェリー)」に聞こえてしまい、これまで3度も「え?何それ?」と聞き返してしまいました。

*アンダーラインして強調してあります。帰国する少し前の時期、マンションのホールに貼ってありました。「ボイラーの切り忘れ注意!」の張り紙。こういう注意書きが読めるようになるまでが結構大変でした。
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