平田弘史「平田弘史のお父さん物語」 | 行雲流水的くっぞこ

平田弘史「平田弘史のお父さん物語」

 漫画家の平田弘史先生が令和3年12月11日にお亡くなりになられました。

 享年84歳。


 平田弘史先生のご冥福をお祈り申し上げます。


 平田弘史先生の漫画を初めて読んだのは1990年代前半、私が大学浪人のとき。通っていた予備校の近くの本屋さんで、文庫本でしたね。その後は雑誌「クイックジャパン」誌でよくお名前を見てました(笑)


 という事で平田弘史先生の漫画を一冊紹介するなら何がいいかな?と考えていました。時代劇の代表作も良いんですけど、ここは、エッセイ漫画「平田弘史のお父さん物語」はどうかなと。

 「平田弘史のお父さん物語」は、1990年「ヤングマガジン」に連載されたもの。

 平田先生の伊豆のご自宅での日常風景や、平田先生のお考えが赤裸々に描かれているエッセイ漫画。

 読んでいて色々と思う所はあるんですけど、この本には等身大の平田弘史先生がおられるのではないか?と思うと、ファンからの視点で読んでも興味深くて面白いんですよね~

 この「お父さん物語」を連載していた当時の平田先生は53歳だそうで、私もだんだんその年齢に近づいていると考えると、何だか呆然としてしまうんです。


 この本のコシマキには立ち読みしている人に対して、

 平田先生から殴られてしまいます(笑)


 平田先生の「異色列伝 無名の人々」に書いて頂いたサイン本は宝物です。

 改めて、平田弘史先生のご冥福をお祈り申し上げます。