雑誌「ゲームボーイ」”パツキン”その1 ・ 偽差し替え | 行雲流水的くっぞこ

雑誌「ゲームボーイ」”パツキン”その1 ・ 偽差し替え

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 テレビゲーム雑誌”ゲームボーイ”にも読者ページがありました。「少年ジャンプ」なら、”ジャンプ放送局”みたいなコーナーですね。

 コーナー名は、”パツキン”といいます。正式名称は、”PASSION KINGDOM”(パッション・キングダム)。省略すると、パツキン → 金髪 になるので面白い、ということから付けたらしいんですけど(笑)。


 このパツキンは、”フリートーク”というコーナーがメインコーナーでした。フリートークは、大栗さんと小林さんという2人のライターが、ラジオみたいに掛け合いながら投稿ハガキを紹介する、という感じの、大体2ページのコーナーです。パツキンは、あとは小さなコーナーがポツポツ、イラスト紹介が数ページという感じの構成でした。


 パツキンって、ホントにくだらなくって(笑)。

 一番面白かったのが、”偽差し替え”企画(勝手に名付けましたけど)。

 まず下画像をご覧下さい。クリックして拡大すれば、分かると思うんですけど。

 ”フリートーク”のページだから、ホントは見開きで2ページ、全部フリートークのコーナーなんですけど、右ページは、小コーナーと、塗るスペースがあまり無いサルの”特製ぬり絵”(笑)。左ページは、普通のフリートーク。しかも、文章が途中から始まってて。どう見ても、右ページの部分がおかしいんですが、パツキンの中ばかりか、ゲームボーイ本誌の記事の中でも、この事に付いて全然説明がないんですね。


 でも、次号(”ゲームボーイ”は、月刊誌ですから、一ヵ月後です)のパツキンの、フリートークのコーナーで、前月の前述のことに触れてます。そこだけ、抜き出しますが…。


大栗:…「(先月号の)116ページ(私の注;前述のサルの”特製塗り絵”のページの事)は、あまりにもヤバイ内容だったんで、慌てて違う原稿にさしかえた」そーだ。おかげでページがなくなったみたいになっちゃったよ。そんなにマズかったかな?


 あれは差し替えてたんだ?でも、ヤバイ内容ってなんだろ?なんて思って。そして、その号のパツキンの最後のページに、こんな記事が。

 編集部のアニキ倉西さんと、この”パツキン”担当の大栗さんの謝罪文が載っていて(笑)。

 

 このページに対する問い合わせの電話が、編集部に数百本!それに、ハガキや封書でも(Eメールが普及する前ですから 笑)、かなりの数の抗議や問い合わせが届いたそうで、更に先月号の発売直前には、この”ゲームボーイ”誌の印刷所からも、問い合わせ電話がかかってきたそうです(笑)。


 2ヶ月に及ぶネタ(笑)。


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