「キングコング」ピーター・ジャクソン監督 | 行雲流水的くっぞこ

「キングコング」ピーター・ジャクソン監督

 「キングコング」見に行ってきました。


 いやぁ、唖然…絶句。


 「キングコング」の1作目のリメイクで、舞台は、1作目そのままの1930年代(映画中で映画女優を探す場面で「フェイ・レイは?」という台詞もありました。フェイ・レイは「キングコング」1作目での主演女優です。)。これは、期待しないわけがないんですが、いかにもCGといったTVCMをみて、不安と期待と膨らんでいきました。


 すごいです。この映画。1作目のストーリーや場面など、ほとんど同じなんですが。あと、1作目はコングからアン・ダロウ(主役の女優)へ一方的な熱愛だったのが、今回のはもうちょっと、両方とも歩み寄った感じでした。

 でも、元々90分弱の作品が、3時間へ引き伸ばされているわけで。


 なんでも、監督が9歳で「キングコング」1作目を見て映画監督になる決心をした、とか、12歳で初めて作った8ミリ映画が「キングコング」だったとか。その愛情というか、頭の中で補完していった話がその追加要素なんだろうな、と思います。

 何と言っても、髑髏島での恐竜のシーンや巨大虫のシーンとか、おなじみ、ラストのビルに登るシーンとか。ものすごい映像でした。CGはあまり好きではない、と言ってましたが、これを見せられたら…。

 子供には見せれないグロテスクさも。たぶんTVで放送する場合、そこは、カットされるんだろうなというシーンも多々あって。


 濃いです。全速力で、全編突っ走った感じです。エンドロール最後にも、1作目のスタッフに賛辞の言葉が書かれていて、やっぱり好きなんだなぁと。