ヴィム・ヴェンダース「都会のアリス」 | 行雲流水的くっぞこ

ヴィム・ヴェンダース「都会のアリス」

 一昨年、レコード屋の売れ残り特価棚を漁っていて出てきたDVDです。「都会のアリス」、ヴィム・ヴェンダース(ドイツ映画)監督作品です。


 「都会のアリス」の音楽を担当しているのが、好きなミュージシャンのCAN(間違っても「愛は勝つ」のKANに非ず)だったので(CAN「サウンドトラックス」に収録されている)、値段が安かった事もあり、買ってみました。

 「都会のアリス」の内容はロードムービーです。アメリカで旅行記を書いているドイツ人のライター(主人公)が、うまく書けないので、ドイツに帰る事にする。空港でオランダに帰る母子と出会い、一緒に帰る事にするが、飛び立つ寸前に母が姿を消し、結局、二人でオランダに帰る。二人で少女の祖母を探す旅をする。という、話です(ロードムービーって説明しにくいです)。余り話の起伏がないのですが、しみじみ、ホントにいい映画です。いい映画としか説明できないんですが。


 「都会のアリス」は、私の好きな映画を10本挙げるとしたら、確実に入ります。(1973年、西ドイツ映画)