ドイツ文学の名作
ケストナーの「飛ぶ教室」
子供の涙が大人の涙より
小さいということはない
悲しみが少年のえりくびをつかまえて
なんどもなんどもゆさぶった
*
道に外れたことが起こる場合には
それをやった者の責任ではない
とめなかったもの者にも責任がある
*
それで君の両親はなにか気付いたかね
そりゃまた、けっこうな両親だわい
君のお父さんに帰ったら伝えたまえ
これからは、もっと、君のことを
よく気を付けてやらなくてはならないと
*
「おかあさん。やさしい、やさしいおかあさん。」
*
ぼくたちを伸ばすためには
自分も伸ばさずにはいられないという
そういう先生がほしいんだよ