しばらく前に読んだ「ドグラ・マグラ」

ここ2年の読書量と、32歳まで生きてきた経験と、お馬鹿な「脳髄」にある知識とを考えて
今のタイミングで挑戦!!

結果、、、

むちゃくちゃ面白かったけど、
むちゃくちゃ気力と体力使った。

日本三大奇書の1冊で有名じゃなかったら、読んでないしやめてたかも。

夢野久作は「瓶詰めの地獄」を初めて読んで文章と世界観独特すぎて??やったんやけど

ドグラは完璧や。

チャカポコで挫折するって聞いてたけど、チャカポコ面白かったからスイスイ読めた。


あと文体が圧倒的やったな。

古文や漢文や、物語に小説、記事、、、と盛り沢山に詰め込まれてて

ホラー、ミステリー、SF、歴史的文献まで贅沢三昧!!

脳髄、、、

なによりテンションあがったのが、呉一郎がポーやスチブソンが好きだったことと

舞台に鞍手郡が出てきたこと!

鞍手は私の生家があった場所。


そしてよく言われている
「読めば一度は気が狂う」

確かに読む前にイメージしてたこの言葉の通りとすればそれは間違いであって、そんなことないんやけど、、、

でもある意味で一度は気が狂った!!
(一度ならず何度も!)


仕事もあったから数日かけて読了したんやけど
その間ずっとドグラのこと考えてたし、
寝ればおかしな夢ばっかり見るし、
読了後の感動・放心・余韻・喪失感、


むちゃくちゃ誰かと語り合いたい!
なのに周りに読んだことある人がいない!
だからといって人にオススメしにくい!


とにかく思ってた以上に素晴らしい完成された作品でした。


ちなみに映画版ドグラ・マグラは
チャカポコシーンがワンカットで、桂枝雀の正木先生が凄かったし

アニメ版ドグラ・マグラは昔のCGで粗すぎるし内容アレンジ半端ないけどSF絡めた雰囲気で意外に好きやったかな。

どっちも原作とは全く違ったけど。


さて次は。
いつ黒死館に挑戦しようかしらん。笑