考察しようにも考察不可能なこのドラマ。いったいどういう結末を迎えるのかとワクワクして見ていたが…これは一応ハッピーエンドだよね?

 

義経と朝日の直接対決、静先生を人質に取った朝日、そんなクズでゲスな朝日に制裁を与えたのは天の神だった。義経を蘇らせたのは雷、朝日の命を奪ったのは雷、静を蘇らせたのも雷となると、天には神がいるとしか思えない。ラストに朝日は自力で蘇ったけれども。

 

このドラマは最後までむちゃくちゃで難解な展開だったが、一つ言えるのは義経の授業はとても心に響くものばかりだった。あの授業があったからこのドラマが成立していたといってもいいほど。最終回で義経が4Cに語りかける言葉もとても良かった。

 

静が蘇ってからの二人の情愛のシーンはさすがに田中圭だ。あんなに優しい顔をするゾンビはいない。そうだった、圭くんは恋愛モノのエキスパートだった。それをこんなゾンビのシーンで思い出させてくれるとは。

圭くんのキスシーンを見たのはいったいいつぶりだろう?やっぱり圭くんのキスの仕方はエロくてうまいなぁ。まりか様も圭くんに負けず劣らず濃厚なキスをしてくれたし、まさかせんけすでこんな幸せなシーンがあるとは思ってもみなかったので感動して泣いた。

 

せんけすには1話からあちこちに伏線らしきものがあった。たとえば義経を木に吊るした時の写真を誰が撮影したのかとか、「私を殺したのは君たちじゃない」の意味だとか。しかしそういう伏線は最終回でもほとんど回収されていない。そういった意味ありげな事柄をあちこちに散りばめたのは考察を盛り上げるためであって、それらの回収など鈴木おさむさんは最初から考えてなかったのではないだろうか。

 

それに「先生を消す方程式。」のタイトルにも異議ありだ。考えてみれば義経だけじゃなく、静も朝日も甦ったので結局先生は誰も消されてない。

鈴木おさむさんは要望があれば続編もあり得ると「動はじ」で言っていたそうだが、誰一人消されてないので続編を作ろうと思えば作れるのだ。

 

それよりなんで円盤がDVDしかないの?テレビが4Kやら8Kとかいってる時代になんでDVDだけ?それに「頼田朝日の方程式。」は特典に収録されるの?

 

 

 

とてもいいね、圭くんのクランクアップコメント。裕貴くんをはじめとするキャストやスタッフへの感謝と愛が溢れている。まさに「愛の人」だ。

来年も4年連続で土曜ドラマの主演として帰ってきてください。心から待ってます。

 

 

 

山田裕貴は恐ろしい俳優だ。頼田朝日を「自分のフィールド」と言い放ち、「怪優」と呼ばれたいという。甘いマスクの下に隠された悪役への憧憬はこれからの俳優山田裕貴を確実に飛躍させると思う。

そしてこのインタビューでは圭くんとどんなことを話し合ったかも教えてくれる。それを読むと、圭くんはもう完全に裕貴くんを信頼して全てを任せているのが伝わってくる。「裕貴はそのままで大丈夫」と圭くんに言われて裕貴くんはどれだけ心強かったことか。

それに圭くんは「お前のそういうところが好き」とまで言っちゃってるし、これからも二人で切磋琢磨して俳優の道を突き進んでいってください。

 

実は裕貴くんは以前から僕の「癖」を突いてくるところがあって、今回の「頼田朝日の方程式。」もそういう意味でとても満足しました。

僕の癖をまともに突いてくる俳優は山田くんと町田くんの二人ぐらいかな。