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Inspiration on My Life

徒然なるままに

通俗作品は、出会いの瞬間に意味がある。
作品の内容と同じ重さで、受け手である観客が、どのような精神的状態にあるかが作品の意味を決定づける。
問われるのは永続的な芸術としての価値ではない。
自分を含め観客は常に中途半端な理解力や、重要な兆しを見落としがちな能力しか持っていない。
その観客が、日常のガンジガラメや、やりきれなさから開放され、鬱屈した感情を吐き出し、おもいもかけぬ憧れや素直さや、肯定を自分の中に見出して、少しは元気に日常へ戻っていく。
それが通俗作品の役割なのだと思う。
たとえ、数分後に、その映画のセンチメンタリズムを嘲笑したとしても、作品は自分にとって意味を持つのである。
(『出発点1979~1996』宮崎駿 より)
「教科書に書かれていることは正しく、実践で使える」
(『星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則』星野佳路  より)
株式相場は、買い方と売り方の戦いではないし、個人投資家と機関投資家の戦いでもない。
買い方は同士ではない。売り方は敵ではない。
個人投資家は、皆、たった一人で、株式市場という大きな戦場で戦い続ける孤独な兵士だ。
不十分な知識と貧弱な武器を抱えて、闇の中で、震えながら戦い続ける未熟な少年兵である。

(「ぽんぽこ」のクール・クリティーク  より)