組織内伝達のジレンマ | Inspiration on My Life

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徒然なるままに

組織において、「最も伝えたい人に、最も伝わらない」というジレンマが存在する。

例えば、会社の経営者が全社員に対し、檄を飛ばしている様子を想像してみよう。経営者としては、モチベ-ションの低い社員に対してこそ集中的に檄を飛ばしているつもりであるが、実際には、その言葉はそういう社員に対してこそ伝わっていない。むしろ、モチベーションの高い人のモチベーションが一層高まっているのが普通である。

例えば、経営者が、全社一丸となって顧客満足度を高めるための会議を開いているとしよう。経営者は、当然顧客を上手に喜ばせられない社員に対してこそ、もてなしの心をこんこんと語ることになる。ところが、その意識はそういう人にはなかなか伝わらない。逆に、もともともてなしの心の意味を分かっている人には効率良く伝わるものである。

こうして組織間内での格差はますます広がっていく。