書評『一倉定の経営心得』 | Inspiration on My Life

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徒然なるままに

☆4.2

ある経営者、おすすめの書。
読んでみて驚いた。
私も、これまでいろんなビジネス書を読んできたつもりである。名の知れた本は大抵チェックしているつもりである。
しかし、そんな私が、この本の存在さえ知らなかった。

”事業は学問でもなければ理論でもない。事業の存続を実現する戦いなのである。優柔不断は誤った決定よりなお悪い。”
”社長の決定で最も難しいのは、「捨て去る」という決定である。”
”「小さな市場で大きな占有率」こそ、優良会社になる近道である。”
”大きな収益に対しては少しの費用しかかからず、小さな収益には多くの費用がかかる。”
”事業は逆算である。”
”「危険がない」と感じた事業こそ、失敗の危険が大きい。”
”人材の下には人材が隠れていても育たない。”

印象としては、氏の感性は、ピーター・F・ドラッカーのそれに近いかもしれない。


さらに、今の自分にとって、最も重要と思える文章を2つ付け加えておく。

”企業内に良好な人間関係が維持されているということは、革新が行われていない実証である。”
”「責任範囲の明確化」自体が、無責任社員をつくり出す。”