贅沢な時間(弐)帰りの道中は、CD『文学の雑感―講義・質疑応答』(小林秀雄)や、『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』(竹内薫)を聴く。小林秀雄のCDの方は、おそらくこれまで10回以上も聴いている。それでも飽きない。聴くたびに新鮮な発見がある。例えば、このCDの中で、最も好きな言葉。“歴史は自分の中にある”わずか一行の言葉なのに、これほど、相手の想像力を試すものはなかなかないだろう。氏の深淵な「悟り」と言える境地までにはまだまだ遠い。