市境ロード旅の続き、境川を南下し遊水池橋を渡る。


ところがこの橋、とても幅が狭い。

自転車と合わせて見てみると大体の広さが検討がつくだろう。

ここからは藤沢市とお別れし、戸塚区との区境ロードを行く予定だ。

遊水池橋を渡ってすぐに、新遊水池橋がある。

この真下に流れるのが泉川。

左後方の建物は境川遊水池情報センターで泉区下飯田。

時間の関係で撮れなかったが、この後方が戸塚区俣野町となる。

ようやく市境から区境に入れた、と安堵した。


この辺りの境界線の引き方はやや複雑だ。

橋を渡り道なりにぐるっと曲がると野球場があるが、そこは泉区。

野球場沿いに道なりにさらに進むとこのような短いカーブ道がある。

この右隣は戸塚区俣野町だ。


だがここからの判断が、大きく狂った。

このまま進んでいけば左に泉区、右に戸塚区の区境ロードを通って行くはずだ。

何よりも、横浜薬科大学の姿がずっと見えてるから、その方向に行けばいい。

区境に拘らなければ確かにその判断で良かったのだろうが、私がしているのはあくまでも区と区の間を行くことだ。

そこを崩してはこの活動の意味が薄れてしまう。


以前瀬谷の最後の旅で犯したミス(※後日アップします)を再びしないためにも、今回は地図をこまめに見た。

スマホのGoogleマップも駆使した。

だが分からない、どこの道を見ても住所は戸塚区俣野町。

俣野町、広過ぎだよもう、と心の中で泣き言を呟く。

どんどん日も暮れて行き、春の三寒四温の寒風が出てきた。

とにかくシェアサイクルを返さなければ、もはやこの時点で境旅を中断せざるを得なかった。

こんな非常時に皮肉にも市境標識とこんにちは。

なんてことだ、これなら初めから市境一本で行くと決めた方が良かったじゃないか。

ぶうたれては見るものの、目撃したからには収める。

ついでだから、季節の風物詩である桜と例の建造物ともコラボさせてみた。

ここまでくるともう開き直ってしまう。


ここから1番近いシェアサイクルのステーションは、深谷にあるファミマ。

あの通信施設のすぐ近くだ。

駐輪できる台数は1台、もしこれを逃すと戸塚駅までの地獄のサイクルランナウェイが待っている。

返却予約を入れ、地図を注意深くチェックしながら走らせる、今から30分以内が勝負。

途中で道を間違え医療センターまで行ってしまったものの、慌てず引き返してようやく時間内に返却できた。

運良く大船行きのバスにも乗れ、事なきを得た。

やっぱり焦ってる時ほどこまめに立ち止まって確認するべきだ、と基本的なことを再確認した。

次回の課題は、思い込みを捨て地図を基本にすることだとも併せて1人反省会をする。