あけましておめでとうございます。
これまでnoteにてやってきた区境ブログですが、使い勝手や諸々のことを考えアメブロで続けていこうと思います。
コロナ禍でジャズ演奏の機会が激減した中で始めたカメラ、当初はみなとみらいなど横浜のキレイな風景ばかり撮ってました。
しかしそこには既に、多くの熟練の写真家たちが素晴らしい作品を発表し、私の出る幕はない。
そう考えると、人と同じことを真似する自分に疑問を感じ始めました。
そんな気持ちに気づいたのは野毛山動物園からの帰り道に見たこの風景。
何でもない区の標識なのに、なぜか心を動かされた。
今立っているここは中区だけど、向こう側は西区。
言葉や食べる物は同じだしパスポートなんかなくても普通に行き来出来る。
その一方で、住んでいる人はどんなに近くても、役所や学校は区内の決まったところに行く。郵便配達のバイクはここを境にして厳格に相手の区には入ってこない。さらに、災害があった時に逃げる避難所が、近くの所とは限らない。
そういう部分に、何とも言えない気持ちになった。
ここから私は、日本国ならぬ神奈川県、さらに横浜市という実に限られた面積の中で、18にも分けられた境目に興味を持つようになった。
その境目にはどんな道があり、どんな風景があり、さらにどんな人たちが生活しているのか。
コロナ禍で県をまたぐ移動が騒がれてた中、じゃあ区を跨ぐならいいよね!
そんな勢いで、私の写真家活動がスタートした。