12月になると思い出すのですが、
夫は2年前の年末に尿路感染症になり、
コロナのちょうど始まる前4年前?は年末にインフルエンザになったのです
なので年末年始はかなり注意深く夫を観察し、
何事もなく新年を越すのがわたしの目標のひとつにもなっています
年末年始という病院も往診も基本的には休みになる状況。
在宅介護をしているとかなり緊張するシチュエーションなんです
2年前の尿路感染症の時が、
確か発熱したのが12月27日とかだったんですね。
27日の夜に本人から、
「何かが体の中でおきてる」
毎回自己申告してくれるので助かるのですが、
このセリフを言われる度に、
え・・・
きたぞきたぞ・・・ってなりますね
で、熱を測ると案の定38度弱とかで、
キターーーーーーーー!!!
ってなるんです・・・
夫は頭が痛い時はすぐにカロナールを飲みたがるのですが、
風邪や何かの症状で熱が出ると、
一度熱を上げて、もうこれ以上無理ってなったら解熱剤を使いたい派です。
わたしもどちらかというと同じ派で、
早く熱を出し切っちゃって良くなりたいという気持ちから
熱の時にすぐに解熱剤を飲まないんです。
普通の体の状態の40代ならば、
高熱が出ても不安にならないのですが、
身体障がいのある普通ではない家族が高熱となると不安になります。。。
夜中に冷えピタやら、ポカリやらビタミンCやら飲ませ、
翌日の午前中を迎えました。
熱39度
キタキターー悪くなってるーー
さっそく主治医のいる病院に連絡し、
午後に往診に別の先生が来てくれるということで待つ。
この時点で検索をしてこれは腎盂腎炎とかそういうのじゃないの・・・
と目星をつけておきます。
ご防護服で看護師さんだけまず入ってきて、
コロナの検査をします。
夫、コロナ陰性!
陰性が分かると外で待機してる先生がやってきます。
血液検査をやってもらい、
病院に戻って検査結果は電話すると言われ待機。
わりとすぐに電話が来て、
数値が異常値で、家でどうこう出来る状態じゃないから、
即入院と指示あり
後ろを振り向くと夫、とても辛そう・・・
往診に来てもらった病院は、満床・・・
コロナが何度目かの大流行でベッドの数が全然足りてなかったんです。
よく話に聞くコロナのせいで、
本当に重症の人が入院できないっていうあれだ・・・
YABAI・・・
少し待つように言われて、
先生が近隣の病院に話を通してくださり入院できることに・・・
ただし、大人の事情で救急車で行くように言われました。
なんとなく察し、救急車を呼びました。
すごい狭い我が家に入りきれないほどの人が・・・
救急車の前に消防も来ていて、
状況をヒヤリングされて救急車到着
年末なのに救急隊のおじさんが本当に優しくて泣けました。
夫と共に感謝を伝えると
「仕事だからね気にしなくていいからね」と
本当に素敵なお仕事だなぁと心から思いました。
夫も話すことも出来るし、
そんなに悪くないと勝手に思っていたところ、
病院で若い先生に、
「菌の数が半端なく多くて、今の状態だと最悪助からない可能性もある」
と急に言われました。
え!
うっそ・・・
入院で集中して治療をしますが、急変のおそれがありますと。
そんな〜・・・
とりあえず病院で待つことは出来ないので、
夫に「頑張るんだよ」と伝え帰ります。
そして一応伝えておくと夫から今までの感謝の気持ちのメールが・・・
とにかく抗生物質の連日投与(点滴)で治療を続けました。
初めて経験したこの尿路感染症は、
おむつをしているとおこりやすい感染症ということが後からわかりました。
わたしが潔癖症のため夫はいつも清潔なのですが、
普段から夫の水分量が少なかったこと、
便の中の大腸菌が尿路に入りこみ感染したりすること、
この点を気をつけなければいけないことを学びました
夫は週に3回入浴(湯船に浸かってます)と、
毎朝陰部を泡ボディソープで洗っています。
これでも尿路感染症になるなんて・・・
厳しい現実・・・
入院3日目くらいから夫が元気になり、
「あれ買って〜あれ持ってきて〜」の高次脳機能障害が始まったので、
軽くあしらって、わたしは今しか出来ないことをしよう!
夫がいないこのお正月休みを!
ということで、急遽猛勉強をして、
原付バイクの免許を取りに行きました
2日で勉強して合格出来ました!!
原付バイクの免許なんて誰でも取れるだろう・・・
と思って行ったのですが、
同じ日に試験を受けたのが13人で合格したのが2人だったんです!!
(わたしと若い男の子)
わたしも微妙にわからない問題があって、
運が良かったです・・・
免許もとったし、
後1日ディズニーランドも行こうとしていたら病院から電話が・・・
思ったよりも早く良くなったので、
自宅での治療に切り替えたいと
え・・・ディズニー・・・
コロナで常に満床のため、
なるべく早くベッドを空けたいと言われました・・・
ディズニーに行きたいなんて口が裂けても言えず、
「わかりました・・・」と、お返事しました。
翌々日に退院し、内服でつづきの治療をして夫復活。
予想より体も硬くなっておらず、
寝たきりになったりせずに元の生活に戻ることが出来ました
この年末の事件で、
尿路感染症の怖さを知ることができました。
夫も水分を多く取ることの大切さを知り、
わたしも注意深く陰部の状態を観察したり、
便のおむつは早く交換できるように心がけるようになりました。
介護をするにあたりまだまだ知識不足なことがあるな〜
と思い、気を引き締めて、でも手を抜きつつ頑張りたいと思う12月でした!
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