7月の下見を含めて
2回目の遠征で採集に成功した
長野県産オオクワガタ(2024.8.27外灯採集)。
こちらの♀は43.6mmという割とデカい♀。
過去に友人採集品や自己採集オオクワも含めて大きな♀は
なかなか♂とかかっていない(交尾していない)ケースが多いと知っていた。
だからこの♀もギリギリデカ♀に入るサイズなので、
おそらく卵は持っていないだろうと期待はしていなかった。
でも、もしもの場合を考えて、一応産卵木を2本投入。
採集から約50日経ったあたりで
ダメ元で産卵木を取り出し、ドライバーで丁寧にコジコジしてみた。
「えっ」
「あった」
食痕が走っていたのである。
「へぇ~、産んでくれたんだ」
嬉しくなり、続けてコジコジ。
2令幼虫が眩しそうに顔を覗かせた。
「やった!!」
「こりゃ、1本で10頭
くらいは取れるかも」
が、しかし、
なんと、
長野県産の子供はこの1頭のみ。
いやいやいや、もう1本ある
コジコジ
「ほらいた」
初令が顔を出した。
が、
なんと
こちらの産卵木をバラバラに崩しても
いたのはこの初令1頭のみ。
結果、1本に1頭。
計2頭の子供しかいなかった。
産んでくれたのは嬉しいけれど、少なすぎだ。
暫し、材を見てみると、ボソボソしていてあまりいい状態ではない。
産卵材が悪かったようだ。
ただ、この♀が卵を持っているのは分かったので、
来春にいい産卵木を用意して春産みにかけてみようと思う。
取り出した2頭の幼虫がどんなオオクワガタになって
羽化してくるのか、今から楽しみである。