▲美しい日本の原風景

 

8月27日

 

某道の駅で朝を迎えた。

 

 

 

 

 

顔を洗って、歯を磨いて、少し離れたコンビニで

 

オニギリやみそ汁を買って朝飯を済ませる。

 

 

 

 

本日2日目の昼間は新潟や長野の高標高の地を回って

 

 

ヒメオオクワガタ探したり温泉に入る予定だ。

 

▲川沿いには名も知れぬ滝がいくつもある

 

 

 

昨年から回り回った土地勘の芽生えた新潟県の道をひた走る。

 

 

 

 

峠道を何本も上ったり下りたり、

 

福島桧枝岐のヤナギ群を想像して探して

 

いるのだが、なかなかそんな環境は無い。

 

 

 

 

 

 

途中、濃い緑の山々を下方に見たり、日本海を遠くに見たりと

 

気分は上々だけれども、一向にヒメオオクワガタの気配はない。

 

 

 

 

 

 

▲遠くに日本海が見える

 

 

 

 

 

私の探し方が悪いのだろうか・・・

 

なかなかヒメオオとの出会いは無い。

 

 

 

 

私のヒメオオクワ採集成功の県は福島県と岩手県の2県のみ。

 

 

 

 

遠征の本命はオオクワガタなので、

 

実力にプラスして、どうしても熱が足りないようで

 

自己採集例は少ないのである。

 

 

 

 

 

▲標高800メートルくらいで見たハナムグリ

 

 

昼を過ぎても、成果は無し。

 

 

腹が減ったので麓まで降りて食事処を探す。

 

 

 

しかし、町はあっても食事処はなかなか無く

 

結局はコンビニ飯で済ませる。

 

 

 

 

気持ちも疲れて来たので温泉地へ。

 

 

 

 

 

長野はいろいろな温泉地があるが、

 

 

選んだ温泉地は閑散としていた(けっこう有名な温泉だが)。

 

 

 

 

まっ、8月も下旬になると温泉客も少なくなるのだろう。

 

 

 

1000円を払って日帰り温泉に浸かる。

 

 

 

 

入浴者は自分1人だけ。

 

 

 

周りに気を遣わずに癒されて気持ちがイイ。

 

 

 

 

温泉を出る頃には時刻は午後3時を過ぎていた。

 

 

 

 

 

「あっ、そういえば、信越に来て神社とか仏閣に挨拶をしていない」

 

「そんな事に気が付いた」

 

 

 

私のルーティーンの一つとして、採集地に行った時は必ず

 

どこかに、ご挨拶詣でをするというのがある。

 

 

 

それは、もっちゃんパパと行った八丈島や対馬でも同じ。

 

 

 

マタギが山神様に狩猟のご挨拶をするのと同じ感覚のつもりだ。

 

 

 

宗派に拘りはないので、フィーリングしだい。

 

 

 

明るいうちに新潟側の歴史ある観音堂で旅の無事とクワ豊漁を願った。

 

 

 

辺りはかなり薄暗くなって来た。

 

 

 

 

 

8月下旬の山間部。

 

 

 

 

暗くなるのは早い。

 

 

 

 

 

長野側に戻る前に新潟名物「へぎそば」を食べたい。

 

 

 

 

調べて見ると有名店が近くにあった。

 

 

 

駐車場に車を止めると、次々に来客がある。

 

 

 

 

かなりの人気だ。

 

 

 

 

店内は綺麗で店員も礼儀正しくとても好感が持てる。

 

 

 

私は天へぎ(1580円)を注文。

 

 

 

 

 

▲新潟名物へぎそばの名店の天へぎ

 

 

 

天ぷらは藻塩を中心に他数種の味付けが楽しめる。

 

 

シイタケ天を藻塩で頂く。

 

 

 

「なんだ、この美味しさは・・・」

 

 

 

ころもといい、揚げ方といい、最高~。

 

 

 

一気に幸せな気分に。

 

 

 

へぎそばに使う汁には自分で擦ったゴマを投入。

 

 

ズルズル~、こちらものど越し最高。

 

 

今まで食べた天そばの類で1、2を争う美味しさだ。

 

 

 

来年、信越採集に来たら、絶対また食べたい。

 

 

来年の事を言うと鬼が笑うというが、

 

笑いたい奴には笑わせておけだ。

 

それくらい美味しかった♪

 

 

 

 

こうしてお腹も心も癒された私は昨夜の惨敗を忘れて

 

夜の長野を目指した。

 

 

 

 

今まで、岩手はオオクワを採るまでに足かけ10年かかったのだから、

 

長野もそれくらいかかるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

でも、新潟は場所はそれぞれ違うが

 

3回の遠征で採集に成功しているので

 

岩手よりはかからない可能性もある。

 

それに期待したい。

 

 

 

 

 

 

長野県では3市町村を中心にぐるぐる回る計画。

 

 

1カ月前の下見である程度の当りはつけてあるので、がむしゃらに

 

回る必要はない。

 

 

 

 

とりあえずは、とある施設の外灯から見ていく。

 

 

 

 

 

 

20時17分、石塀に止まるノコギリを発見。

 

 

 

その5分後にひっくり返るコクワ♂。

 

 

 

 

 

 

 

 

よしよし、コクワが飛んでるぞ!!

 

(コクワはオオクワガタと遺伝的に近い種なので、

 

コクワが飛ぶとオオクワも飛ぶとクワガタマニアの間では言われている)

 

 

 

 

 

さて、次は小さなオレンジ灯かある地区。

 

 

 

 

 

いるいる、ノコギリの♂♀が次から次に。

 

 

 

 

▲オレンジ灯に来たノコギリ♀

 

 

 

 

 

この地は周りの山が高く、麓はかなり暗いので光に虫が寄りやすいのだろうか。

 

 

 

 

小さな灯りでもクワガタを呼ぶのである。

 

 

 

 

「う~ん、でもノコギリばっかだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月には同じ場所で中型のミヤマも採ったんだけれども、

 

時期的に終わってしまったんだろうか・・・

 

 

 

 

コクワ、カブトは時々混じる。

 

 

 

 

LED外灯でもポツポツと拾えるので期待が持てる。

 

 

 

 

 

今のところの成果はオレンジ灯6割LED4割といったところだ。

 

 

 

 

 

▲灯りの下だけでなく上も見る

 

 

 

 

 

時刻は22時を回った。

 

 

風が少しひんやりしてきた。

 

 

 

 

次は下見時にコガネやミヤマを見た工事現場へ。

 

 

 

 

現場と言っても危険な場所に入るのではない。

 

 

 

 

道路工事の道路際でよく見る

 

点滅のチューブライト付近をルッキングする。

 

 

 

 

その光に虫が来ていたのだ。

 

 

 

 

道路脇に車を止めて

 

ライトを手にチューブライト沿いを見ていく。

 

 

 

 

チューブライトの下はH型鋼になっていて

 

カブトやノコの乾いた死がいが見られた。

 

 

 

 

チューブライトは点滅している上にLEDだが虫を寄せているようだ。

 

 

 

 

 

 

10mもライトを当てながら進んだ時だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「見てはいけないものを見てしまった」

 

 

 

 

 

 

「オオクワガタだ!!」

 

 

 

「長野県産オオクワガタの♀だ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかもデカい。

 

 

 

 

デカいので一瞬カブ♀に見えた・・・

 

 

 

鬼オーラを放つ、珠玉の虫!!

 

 

 

 

 

 

これは45ミリ以上あるんじゃないだろうか・・・

 

 

 

 

心が震えた。。。

 

 

 

 

私は何枚かの写真をデジカメとアイホンで撮影。

 

 

 

 

 

今宵も新潟採集をしているセキネさんを筆頭に数人のクワ友に

 

長野産オオクワの写真を送った。

 

 

 

 

 

 

やった、とにかくやった

 

長野県産オオクワガタを採ったのである。

 

 

 

 

下見を含めて2回目で長野産に出会えるなんて奇跡的な出会いだ。

 

 

 

 

しかも、道路工事用のライトチューブのLED灯で。

 

 

 

 

先入観は捨てなければいけない。

 

 

 

 

仲間たちにラインをし、

 

 

少し冷静になってからノギスで軽く

 

測ると44mmオーバーくらいか。

 

 

 

 

 

 

これも軽く測っただけなので、まだ縮むかもしれないが、

 

デカ♀であることには間違いない。

 

 

 

 

 

 

ちなみに私のオオクワ♀ギネスは10数年前にもっちゃんパパと

 

採った南会津産45mmである。

 

ついでに言うと千葉県産のマイ記録は42.2mmだ。

 

 

 

時刻は23時を回る。

 

 

 

 

わくわくしながら追加を求めて夜の信州をひた走る私。

 

 

 

 

 

ケースには珠玉のオオクワ♀が入っているので、気持ちの余裕がある。

 

 

 

 

 

 

その後もオレンジ灯やLEDでノコギリやコクワがコンスタントに拾える。

 

 

 

 

 

新潟といい長野といい、LEDでもクワガタが採れる。

 

 

 

 

 

▲LED外灯の下を歩くノコギリクワガタ

 

 

 

 

 

最近はLEDでも、なぜだか採れるようになったと言うクワ友は多い。

 

 

 

 

 

実は10年以上前から親しい仲間うちでは

 

LEDでもクワガタが採れる、オオクワだってという話は知る人ぞ知る事実だった。

 

 

 

 

 

 

ただ、当時は取りあえずは黙っておこうという風潮があった。

 

 

 

 

 

 

現在は多くの方が経験している事なので改めて言う話でもないが、

 

中には知らない方もいると思うので、ここに記しておきたいと思います。

 

(もちろん、水銀灯やオレンジ灯に比べたら採れにくい事には変わりありません。

 

ただ昔よりはLEDでも拾える。それは何となく感じている)

 

↓参考にして下さい

 
 
 
 

 

 

なんやかやと時刻は午前0時。

 

 

 

 

初モノも採れたし、今日は昼間から動きっぱなし。

 

 

 

 

 

私は寝床となる道の駅に向かった。

 

 

 

 

 

 

新潟にいるセキネさんはところどころ雨で見ずらく外灯回りは厳しいとの事。

(この夜はライトトラップはやらなかった)

 

 

 

 

 

 

明日は遠征ラスト。

 

もう1晩、長野県各所を回る予定だ。

 

 

 

 

▲翌朝撮影の長野県産オオクワガタ

 

 

 

 

8月27日外灯回り成果

 

ノコギリ 7♂♂4♀♀

コクワ  5♂♂2♀♀

オオクワ 1♀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲半分下道。途中栃木で佐野ラーメンを食す

 

いつもの如く、私の遅いオオクワガタ採集遠征が

 

始まった。

 

 

今年の採集は

 

8月26日~29日までの予定で

 

信越地方への外灯回り旅。

 

 

 

新潟県産オオクワガタは昨年採集する事に成功したが、

 

なかなか魅力的な産地なので今年も回りたいと考えていた。

 

 

 

 

そして、信州長野県は今まで

 

トライしたことのない

 

オオクワガタの産地。

 

 

今年最大の目標の地なのだ。

 

 

 

こんな私でも長野県産採集に成功すると

 

オオクワ採集県が8県目になる。

 

 

 

なんとか手にしたい!!!

 

 

 

そんな思いから7月には一晩だけの下見外灯回りを決行。

 

 

下見までしたのだから、なんとか成功したい。

 

 

▲7月に下見で訪れた長野県北部

 

 

 

 

新潟と比べるとLEDがとても多い地なのだが、自分では

 

なんとなく手応えを感じていた。

 

 

LED外灯の光は紫外線が少なくて虫が寄りにくいのが定説。

 

それなのにそう思えた・・・不思議だ・・・。

 

 

 

 

ただ、初日は東京から遠征してくるセキネさんと新潟ポイントで

 

再会する予定なので、昨年回り回った新潟レア地へ。

 

 

 

 

このレア産地、以前も書いたかもしれないけど、

 

あまり高い山が近くあるわけでもなく、ブナ林も見当たらない。

 

 

 

 

それなのにオオクワガタが飛んでくるのである。

 

 

 

 

奥会津などの環境とはまるで違うので、始めはかなり戸惑った。

 

 

 

 

ライトトラップ採集経験豊富なセキネさんでさえ、

 

ビックリするところがあるという。

 

 

 

 

半分下道で来た私は夕方になってからセキネさんとの待合ポイントへ。

 

 

 

 

 

 

すでに陽も傾き薄暗くなっていた。

 

 

 

 

 

 

実はこの週は勢力の強い台風10号が

 

日本列島を襲うと予報されていた。

 

 

 

家族からも日にちを変えた方がいいと強く言われたが、

 

セキネさんと自分が行くと決めた

 

日だから大丈夫!!と家を出て来た。

 

 

 

 

結果、台風はのろのろで信越への影響はまだ無かったのである。

 

天候に付いては時々変な自信がある。

 

 

▲天候は良さそう

 

 

セキネさんは、いつものように虫取り少年のような表情で

 

ライトをセッテング中。

 

 

 

挨拶をして傍らで話し込む私。

 

 

 

現在時刻は午後7時くらいだ。

 

 

 

 

すると、ググーンと1台の車が・・・。

 

 

 

「あの車は地元の彼ですよ」とセキネさん

 

 

 

 

車からは、顎髭のにこやかな男性が下りて来た。

 

 

 

 

車の後ろにはライトトラップと思われる装備が括り付けられている。

 

 

 

 

セキネさんはこの地で数回会っているらしく、親しげに談笑。

 

 

 

私は初めてなのでご挨拶。

 

 

 

 

名前はタカノさんと言い、月齢の良い週はほとんどライトをしに来ている

 

との事。今日はセキネさんがこちらでライトをやるので、タカノさんは

 

少し離れたオリジナルポイントでやるそうだ。

 

 

 

 

時には誰もいない本当の山奥でライトを

 

点けることもあるようです。

 

 

 

 

この辺はセキネさんと同じ、くわがた侍です。

 

 

 

 

▲地元採集人のタカノさん(左)と東京のクワ友・セキネさん(写真掲載許可もらっています)

 

 

タカノさんは、かなりの新潟オオクワを採っているみたいですが、

 

やはり♂は少ないとの事。

 

 

 

 

私が昨年出あったインターン青年からこの地の事を

 

教えてもらった時も

 

「オオクワは採れるんですが、♂がいないんですよねぇ」

 

と言っていた事を思い出した。

 

 

 

私が昨年採ったのも♀2頭だったし、、、

 

 

この地は東北の地より♂が飛びにくい環境にあるようだ。

 

 

 

さて、いろいろと話もしたいところだが、自分も外灯回りに行かなくては。。。

 

 

 

二人を後にしてとある橋に差し掛かった。

 

 

 

こちらには綺麗に輝くLEDが眩しい。

 

何本か見ると

 

 

 

 

 

 

 

ゲッ、なんじゃこりゃ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、でも、これって」

 

 

 

「LEDなのに・・・」

 

 

 

 

「す、すごい、小虫の数だ!!!」

 

 

 

 

「LEDでも、こんなに寄るものなのか・・・」

 

 

 

外灯の下に行くとカメムシやら羽蟻やらが車にも入ってくる始末。

 

 

 

「うわぁぁぁぁぁっ」って感じなのだ。

 

 

 

でも、これだけ虫が飛ぶという事は期待できるかも。。。

 

 

 

 

 

この先には今夏セキネさんが

 

♀を採ったポツンと外灯がある。

 

 

 

この外灯は小さな橋の近くにあるのだが、三方向から光が

 

見える感じの場所にある。

 

 

↓がセキネさんから送られてきた動画(2024.7.31撮影)

 

(このオオクワは後々、リリースしたみたいです。。。)

 

 

 

期待しながら現場を暫く見るが、

 

蛾や小虫がちょっとだけでクワガタの姿は

 

ありませんでした。

 

 

 

セキネさんの話ではこの外灯はLEDだったそうです。

 

 

 

私が昨年採集した新潟オオクワの1頭は水銀灯で

 

もう1頭は小さなLEDでした。

 

 

 

そりゃあ、水銀灯やナトリウム灯の方が虫が採りやすい事には

 

変わりありませんが、ここのところLED外灯で採った話をよく聞きます。

 

なぜでしょう・・・?

 

 

 

 

環境でしょうか、経年劣化による変化でしょうか、それとも虫たちがLEDの

 

微量な紫外線を感知しやすくなった慣れ(進化)のようなものでしょうか?

 

 

 

謎ですが、そのうち傾向が分かり答えに近付くことと思います。

 

 

 

 

こちらの採集ラインを1時間ほど走りましたが、

 

カブトのみ。

 

 

 

私は昨年オオクワを採ったコースへ大移動。

 

 

 

こちらには水銀灯も少しだけ残っていますが、

 

 

どうでしょうか・・・

 

 

 

車から降りて、ゆっくりと数本の水銀灯を見て回ります。

 

 

 

「う~~~ん」

 

 

 

いませんニヤニヤ

 

 

 

いるのはスズムシ軍団とカマキリのみ。

 

 

 

 

昨年の今頃もそうだったのですが、この地域はスズムシが大量に生息している

 

ようで、山全体からリーンリーンリーンと聞えて来ます。

 

 

 

 

この地域ではペットショップやホームセンターでスズムシを扱っても

 

絶対売れません。間違いない!!!

 

 

 

 

 

 

そんな時です、やっとクワガタの姿が!!

 

 

 

ノコギリの♀。

 

 

 

新潟ってノコギリクワガタがとても多いように感じるのは私だけでしょうか。

 

 

 

こちらのポイントなのですが、クワガタは全体的に少ないのですが、

 

なぜかオオクワガタが混ざる不思議な地域。

 

 

 

 

時刻は20時を回りました。

 

 

すると、立て続けにセキネさんからLINEが!!!

 

「1♀来ました」

 

6分後

 

「2頭目来ました」

 

「2♀」

 

さらに約20分後

 

「3♀来ました」

 

 

飛んでるんだ真顔

 

 

私はセキネさんのライトを目指して再び車を走らせた。

 

 

 

数十分後に見た光景は

 

 

 

 

おおおっ!!!!

 

 

スバラシイ、素晴らしすぎる

 

 

 

そこへタカノさんも駆けつける。

 

 

そして、

 

なんと、そこに

 

 

 

 

タカノさんもしっかり2頭採ってました!!

 

なんちゅう光景!!!!なんという人たち!!!

 

そして、野外で見る

 

オオクワガタはホントに美しい。

 

 

 

 

これに触発された私は

 

ワクワクしながら各所の外灯を巡りましたが、

 

追加はコクワ♀のみ。

 

 

 

期待の外灯にはライバル採集者1名。

 

 

 

結局1時近くまで回りましたが、ダメダメでした笑い泣き

 

 

 

やはりオオクワガタは、自分にとってはそんなには甘くありませんでした。

 

 

 

明日はヒメオオを探しながら、長野県での外灯回りをしようと思います。

 

 

 

 

セキネさんは、そのまま新潟に留まりライトもしくは外灯回りをするそうです。

 

 

 

 

ちなみにセキネさん、採集したオオクワ3♀のうち2頭はリリース、

 

1頭はタカノさんの友人に

 

プレゼントするそうです。

 

(コメントによると2頭はリリースせずに

青年採集組にプレゼントしたみたいです)。

 

 

 

人それぞれ、採集方法もそれぞれ、オオクワ探索人の価値観もそれぞれ、

 

奥が深いし面白いです。だから長続きするんでしょうね。

 

 

 

 

信越採集2日目につづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

image

 

 

2024年8月20日の夕刻に見えた

 

夕焼けの中に長く伸びた一本線の雲。

 

30分近く、形を変えずにたなびいていた雲は

 

地震前兆と関係があったのだろうか?

 

 

image

 

20数年前に日本地震雲協会会長を取材した時に

 

教えて頂いた約1週間を基準に

 

実際に発生した地震のデータを持って今後の参考したいと思う。

 

 

 

 

私の地震雲で取り上げるデータは震度3以上かマグニチュードは4以上

 

のものを取り扱う。

 

 

 

 

これは震度1程度の地震は毎日のようにどこかしらで発生している。

 

 

 

 

そんなのもカウントしていたら何が地震前兆なのか分からなくなる

 

からである。

 

また、考え方としては雲や空中に影響を与える程の

 

エネルギーが地中から発せられるので

 

あれば、それなりに大きな地震が推測できるからである。

 

 

 

 

では、この夕焼け一本雲が発生した8月20日夕刻~27日夕刻までの

 

地震データをここに表します。

 

取り上げるのは震度3以上もしくはマグニチュード4以上になります。

 

2024年8月20日 17時24分ごろ   北海道東方沖 М4.9 震度2

 

2024年8月21日 23時33分ごろ   奄美大島近海 М4.0 震度2

 

2024年8月22日 6時05分ごろ    釧路沖  М4.0  震度2

 

2024年8月22日 10時51分ごろ  大隅半島東方沖 М4.1 震度1

 

2024年8月23日 19時06分ごろ  北海道東方沖  М4.5 震度1

 

2024年8月24日 9時32分ごろ   四国沖    М4.2  震度1

 

 

 

以上になります。

私的にはマグニチュード4以上が6回発生しているのは、やや多いような気がします。

あと、日本列島の南北でМ4以上が発生している関係は

北が揺れれば南が揺れる、それがバランスというものなのか・・・

よく分かりませんが、そんな気もします。



もちろん、これらの地震と夕焼け一本雲との関係は不明であります。

あくまでも可能性を考えるだけのもの。



ただ、毛利元就の時代の古文書にも

地震雲があるという事実。





大地が大きく揺れると空には稲妻が走ったり発光現象が

見られる。

何か電気的なものが空中に

放出されている事は明らかです。




今後もそんな自然からの警鐘に耳を傾けながら、

地震前兆現象へのアプローチを地道にやっていきたいと考えています。



 

▲長野の道端で見た桃

 

 

う~ん、何か行く気が起こらん。

 

ホントは7月中に

 

南会津や山形へ2泊3日の車中泊採集をと

 

考えていたのだが、何か行く気が起こらん。

 

 

 

 

前日に房総ライトトラップ集会に参加して深夜0時に帰宅

 

した事も少しは要因となっているのだろうが、、、

 

 

 

あとはくわ友らから聞く

 

南会津の採集圧の凄さも要因の一つだ。

 

 

 

LEDが多くなった里では数少なくなったオレンジ灯や水銀灯に

 

人が群がり、張り込み者も多いと聞く。

 

そんな中に行くのも気が進まなかった。

 

 

 

 

 

で、結局

 

出発しようとしたその日は家でのんびり過ごす事に。

 

 

 

う~ん、どうしよう。

 

 

 

くずくずしてたら夏が終わってしまうのも確かだ。

 

 

 

心の中のスケジュールでは8月後半に信越外灯回りをやるのは決めていた。

 

 

 

 

どうだろう、今年は10数年ぶりに南会津を止めて、

 

信越地方の下見に行ってみては。

 

 

 

 

 

新潟はポイントを知っているが、長野はいろいろな情報から得たポイントのみ。

 

実際に行ったわけではないので、

 

薄らぼんやりとしたものだ。

 

ならば一晩帰りで信越を回り帰って来よう。

 

 

 

要は下見を兼ねた採集である。

 

 

 

 

なんか、勿体ないような気もするが、一度現場を見たことがあるのと

 

無いのではかなりの違いがあると思う。

 

 

 

 

南会津よりは少し遠いけど、信越に行って見よう車

 

 

 

2024年7月29日

 

一晩のみの長野新潟外灯回りへ。

 

もちろん、今回も節約のために長野県に入って暫くしたら

 

下道で目的地を目指す。

 

 

 

1年ぶりの車中泊。

 

車も変えたせいか何か忘れている気がする・・・・

(車は21万キロを超えたので、やっと変えました)

 

 

 

あっ、枕、それにサンダルも・・・

 

 

 

ダメだなぁ・・・

 

 

ある都市の百均で簡素なもの購入。

 

 

 

 

気温は35℃近い。

 

 

 

標高は800mくらいあるのに何という暑さだ!!!

 

蕎麦を食べて小休止。

 

 

 

これから行く長野ポイントはまず飯屋なんぞないだろうから、

 

手前の都市で夜食を買い込み、ガソリンを足す。

 

長野のガソリンは千葉と比べるとかなり高い。。。

 

(1リッターで10円くらい違う)

 

 

 

 

そろそろ陽も傾き始めた頃に目的地に到着。

 

雰囲気はかなりいい。

 

えっ

 

LED、LED、LED、LED、LED

 

なんと、LED外灯が9割を占めている。

 

「こりゃ、厳しいわ」

 

本番でこの状況だったら、かなり落胆していた事だろう・・・。

 

 

 

辺りは闇に包まれ始める。

 

 

 

ほんの少し残っている水銀灯や

 

オレンジ灯を中心に

 

地道に回る。

 

 

 

ライバルらしき車は皆無だ。

 

これがいい♪

 

 

 

 

私は期待は出来ない状態に早めに長野を切り上げて、

 

 

昨年採集に成功した新潟に

 

 

車を走らせることを考え始める。

 

 

 

 

しかし、ここから新潟ポイントまでは、かなりの距離がある。

 

 

 

 

取り敢えず21時くらいまでやって、そこから新潟に向かうことにした。

 

生き残りの水銀灯は数個、オレンジ灯は10個くらいだろうか・・・

 

頼りないばかりだ。

 

 

 

 

 

1時間経過するがクワガタの姿は無い。

 

 

 

 

ちょっと変わった照明のある施設に立ち寄ると、自販機の下でうろうろする

 

クワガタらしき♀が・・・

 

 

 

「おおっ」

 

 

「ヤッタか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、そうは甘くない。

 

コクワ♀だ・・・

 

でも大きい、手に取ってからもう一度見返した。

 

でも、やっぱコクワだ。

 

サイズは♀で31mm。見間違えるのも無理がないビッグサイズだ。

 

 

 

 

辺りは真っ暗になってきて外灯だけが目立ち始める。

 

 

 

 

 

「ああっ、LEDじゃなければウハウハだろうに・・・」

 

 

 

 

 

一応は見るが、芳しくない・・・

 

 

 

 

オレンジ灯がポチポチと点く、スノーシェイドを走る。

 

 

 

 

 

「なんだいるじゃないか」

 

「ノコ♀が」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十メートル進むと60mmほどのミヤマが鎮座。

 

 

 

 

 

 

「いるじゃん」

 

 

 

更にカブト♀も転がる

 

 

 

 

可能性はある。

 

そう感じる。

 

 

 

 

「う~ん、でも昨年採集に成功した新潟外灯へも行きたい」

 

 

 

 

 

あまり遅くなるとゴールデンタイムも過ぎてしまうからなぁ・・・

 

 

 

 

徐々に新潟寄りに進路をとる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある場所の外灯が気になったので脇道へ。

 

 

 

 

 

車から降りて、ゆるりゆるり進むと

 

「げっ」

 

 

 

 

そこにはミヤマやノコギリ、コクワの死がいが7~8匹。

 

 

 

 

ここ凄いじゃんか!!!

 

 

 

 

近くではシマヘビの赤ちゃんが小虫狙いで構えている。

 

 

 

 

これは何度か見ればオオクワも混じるのでは?

 

 

 

 

ただ、死がいが無いからなぁ、

 

羽でも落ちてたら重要チェックポイントなんだけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

でも8月下旬に回る際は絶対立ち寄ろう。

 

 

 

 

 

 

この後は新潟に入り、長い道のりをポイントまで。

 

 

 

 

 

 

たまに生き残り水銀灯があると、下にはやはりクワガタが落ちていた。

 

 

 

 

 

やっぱ楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、目的地に到着。

 

 

 

 

 

昨年、オオクワ♀を採ったあたりを見回るが、

 

変な虫が1、2匹。

 

 

 

 

 

そりゃぁ、毎回オオクワがいるわけではない・・・

 

 

 

 

 

ポッ、ポツ、ポッ、

 

 

ザッ、ザァー、ザザーーーーッ

 

なんと、雨が降り出した。

 

 

 

 

くぅ、せっかく、この地まで来たのに!!!

 

 

 

 

 

▲かなりの雨量に・・・

 

 

 

残念だけど、まっ、今回は下見だから、この辺りで止めておこう。

 

 

 

 

私は昨年もお世話になった道の駅で車中泊。

 

 

 

 

雨は強さを増し、締め切った車内はむんむん。

 

 

 

 

エアコンかけて朝まで寝ました。

 

 

 

 

とりあえず、これで下見採集は終わり。

 

 

 

 

長野はLEDは多いけどオレンジ灯や生き残り水銀灯では

 

希望が持てるそんな気がした。

 

 

 

 

 

8月下旬はどんな採集になるのだろうか?

 

 

 

まったく予想がつかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

image

8月20日夕刻、西の空に綺麗にラインを引いたような雲が見られました。

 

 

image

 

 

最初見つけた時は夕陽の関係でしょうか、

赤く気味悪く光っていました。

 

時間にしたら30分は同じ場所で形を崩さずに

棚引いていました。

 

 

🔺黒い雲の北側まで伸びていました。

 

このように形を崩さずに長く伸びる雲は時として地震の前兆として現れる場合があります。

 

念のため、ここ1週間は大地の動きに

注意したいと思います。

2024年7月31日

 

新潟遠征に行っている

 

くわ友セキネさんからこんな写真が届きました。

 

 

ピンボケですいません・・・

 

〇〇の橋の外灯です。

 

 

 

雨ポツポツで〇〇〇はやめました。

 

 

 

適当ポイントデス。

 

 

 

○○外灯は普通種5です。

 

電話が入ったのでしばらく居ましたが、

 

採集者はゼロです。

 

 

 

 

 

※セキネさん、ライトトラップをやる予定でしたが、

熱中症になり車での短時間外灯回りになりました。

 

 

 

 

私はスバラシイと湛えながら、

 

ハッと思いました。

 

 

 

せっかくの新潟オオクワなのにピンボケ画像のアップでは

 

残念に思い、慌ててもう一枚写真をとお願いしました。

 

 

 

 

なぜ慌てたのかと言うと

 

 

 

セキネさんはオオクワレジェンドの一人なので、

 

オオクワガタが採れても、ほぼ♀はリリースしてしまうし、

 

オスも余程の♂で無い限りリリースしてしまう方なのです。

 

 

 

 

今まで、それだけたくさんのオオクワガタを採っているという事なのです。

 

セキネさん「了解」

 

良かった~、もう数時間遅かったらリリースしてまんがなデレデレ

 

▲動画より取った画像なので、こんな感じです。

 

⇓画像容量の関係で画像が荒くなっていますが、元気な新潟オオクワ

の様子が分かると思います。

 

 

ちなみにこの新潟オオクワ♀は約40mm。

 

ポイントは殆ど知られていない希少産地になります。

ですので、採集者はまず会う事はありません。

 

 

 

 

 

7月11日

外房方面のくわ友・ヨッシーさんより

こんなラインが届きました。

 

 

 



内房のマテクヌギポイントへ行って来ました。

 

 

 



※マテクヌギとは、ヨッシーさんと私が以前発見した
マテバシイとクヌギが交差してくっ付いた木があるヒラタポイントのこと

 

 



非常に残念なのですが、伐採が入っておりました(`・д・´)

 

 



クヌギの木やマテバシイ、有力な木が伐採されておりました。

 

 

 



切り株や倒れた木を見ると昨年末か今年の頭に伐採された

ように思います。

 

 

 

 



2018年ぶりにマテクヌギポイントに行きましたが
今年か来年には宅地になってしまうかもしれませんね~!(;´Д`)

 

 

 

 




マテクヌギも伐採されていたのですが、収穫はありました(((( ;゚д゚)))



富津ひらた♂


富津ひらた♀


ヒラタクワガタのペア!!!

デカヒラタの亡骸を見付けました!!!Σ( ̄ロ ̄|||)


ヨッシーひらた大


ヨッシーひらた大2

驚きました!

まだ新しかったですΣ( ̄ロ ̄|||)

何かに腹部をつぶされている感じです。

更なる大型ヒラタがいる可能性を感じました(; ̄Д ̄)

また寄ってみたいと思います。


ちなみに★になっていたデカヒラタは約56mmだったそうです。

 

 

 

千葉のクワ馬鹿のみなさん、こんにちは。

 

今回は千葉県は千葉県でも

 

県南のオオクワポイントについて少しだけ触れたいと思います。

 

県南では時々オオクワガタの話を聞くのですが、

 

なかなか本命に辿り着くのは難しい。

 

そんな風に感じております。

 

今回はその難しい県南のオオクワガタについての

 

情報です。

 

ただ、貴重なお話なので申し訳ありませんが、

 

軽く記したいと思います。

 

2週間ほど前の事です。

 

東京のくわ友であるセキネさんと県南で会って昼食。

 

お蕎麦で軽くクワ談義。

 

 

▲山形のレアポイントで出会ってから仲良くしてもらっているセキネさん

 

 

 

 

お腹も満足したころ、

 

「じゃ、そろそろ行きましょうか」と。

 

 

 

どこに行くかと言うと県南のオオクワポイントに行くのです。

 

実はセキネさん、他の目的で千葉の山はかなり熟知していて、

 

オオクワガタも掴まえたことがあるのです。

 

セキネさんのよると、

 

今から15年ほど前、友人とカブトムシを撮影するために県南の山に入りました。

 

そこはクヌギやコナラの大木があり、たまたま藪が刈られたばかりで

 

難なく雑木林へー。

 

▲立派なコナラやクヌギがある。立ち枯れも多い。

 

 

 

すると友人が「こんなのいた」と手に取って見せてくれたは

 

な、なんと、オオクワガタ。

 

しかも中歯のペアだったのです。

 

その頃のセキネさんはオオクワガタはさんざん掴まえていた人だったので、

 

あまり気に留めなかったようですが、私が千葉のオオクワガタに強く興味を持っていた

 

ので記憶をたどって案内をしてくれたのです。

 

 

▲雰囲気あります

 

 

周りの環境を見渡すと、立派なクヌギやコナラ、そして様々なキノコが付いた

 

いい感じの朽木や立ち枯れも多く見られました。

 

「これはいるだろう」

 

私の第一印象です。

 

この後、ちょっとした車のトラブルがあったため、じっくり見回ることは出来ません

 

でしたが、雰囲気を十分味わうことが出来ました。

 

 

▲高さ30m近い広葉樹がたくさん

 

 

 

現在は藪が酷いので、冬になったら材割りをしに来ようと

 

セキネさんと話し合った次第です。

 

セキネさん、この他の県南ポイントでもオオクワガタの採集経験が

あります。

 

こちらは機会があったらお話したいと思います。

 

 

 

 

「ふじさん、元気されてますか?

 

以前、千葉クワガタ倶楽部に入っていました

 

友〇と言いますが覚えていますか?」

 

「暫く、クワガタから離れていたのですが、また復活しまして」

 

「やはり昔自分が採った〇〇産が心にありまして、ふじさんは

 

そちらの血統をお持ちでしょうか?」

 

 

 

この他にもやり取りはありましたが、こんなメールが届いたのは

 

今から約1カ月程前のことだ。

 

 

 

 

私は1996年結成の千葉クワガタ倶楽部に属しておりまして、当時会誌作りを

 

担当していました。

 

 

 

友さん(略称)は多くの会員よりやや遅れて入会。

 

 

 

当時彼は仕事をしながらキックボクサーとして頑張っていた人物。

 

 

 

子供の頃に採ったクワガタの思い出から千葉クワガタ倶楽部に入られたのですが、

 

格闘技者が持つ野生の勘のようなものがあるのか、

 

彼はすぐに結果を出しました。

 

 

 

県北にて転がっていた材よりオオクワガタを割り出したのです。

 

(何気なく目についた材より)

 

 

 

ちょっと数は覚えていませんが、

 

その時、羽化不全で★になっていた♂の頭を会誌表紙にしたのを

 

覚えています。

 

 

なぜなら顎がかなり太い個体だったからです。

 

その写真がこちら。

 

▲24年前に友さんが材割りで出したオオクワ数頭の中に見られた不全個体

当時、顎の太さに驚きました。

 

もう22年前のことになります。

 

 

 

 

友さんはかなり引きのいい採集人という事が言えそうです。

 

 

 

 

 

さて、そんな友さんと何度かのメールのやり取りを経て、

 

7月初旬に会ってきました(私のところの〇〇産は今年多くの卵を

 

産んでくれていたので初令を4カップ用意)。

 

 

 

 

なんせ22年ぶりプラス数回しか会っていないので、顔も分からず

 

待ち合わせ場所と時間で判断するしかありません。

 

 

 

 

場所は人気のパン屋の駐車場を選択。

 

 

 

以前買に来た時に駐車場も広くのびのび出来る事を知っていたのです。

 

 

 

 

約束時間ピッタリに着いた私。

 

 

端っこに友さんらしき車が・・・・

 

 

 

 

職業は職人と聞いていたので雰囲気からすぐに友さんと分かりました。

 

 

 

 

▲引きのいい友さん

 

私はこの後すぐに車点検が待っているので話せるのは30分くらいでしょうか・・・

 

 

 

 

友さん「ブラックバスとかにもハマってYouTubeなど、

 

いろいろ見ているうちに

 

クワガタ採集動画も見るようになって、

 

昔みたいに採りたいなぁと復活しちゃったんですよ」

 

ふじ「あの動画ですかね。はははっ」

 

ふじ「ちょうど、うちに〇〇産の血統があったから4匹持ってきたよ」

 

「もう2令近いのもいるかな?」

 

友さん「ありがとうございます」

 

ふじ「ところで友さん復活はいいけど、採集とか行ってるの?」

 

友さん「実はですね」

 

友さん「採りました」

 

ふじ「えっ」

 

ふじ「な、なにを、まさか・・・」

 

友さん「ええ、〇〇で♂を」

 

ふじ「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ」

 

 

 

友さん、解説しながらスマホの写真を見せてくれました。

 

 

 

もちろん採った木も。。。

 

 

 

私の知らないクヌギでした。

 

 

 

友さん「この少しだけ開いた割れ目に何かいるなぁと覗いて見たら

 

目が合ったんです」

 

「オオクワと!!!!!」

 

ふじ「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

 

私はそれから車屋さんに向かうギリギリの時間まで根掘り葉ほり

 

それにしても22年ぶりにクワガタ熱が復活した途端、

 

天然のオオクワガタを採っちゃうなんて、

 

引きのいい人はちゃうなぁと思いました。

 

 

 

 

しかも、場所は千葉県。

 

 

 

恐ろしいばかりです。

 

 

 

千葉県産オオクワガタ 

 

採集日・・・2024年5月26日

サイズ・・・65mm

補足・・・・顎先が摩耗しているので越冬個体と思われる

 

▲日本のクワガタムシ全種の標本を集めた阿河さん。

他にも全都道府県のオオクワペア標本も持つ。

 

 

1週間ほど前、標本家の阿河さんとガストで

 

お話をして来ました。

 

 

 

阿河さんとのファーストコンタクトはクワカブショップ

 

の九十九里クワガタファームさんでした。

 

 

 

 

なんでも、阿河さんは日本のオオクワガタを県別更に産地別に

 

集めていて福島産の某産地オオクワを探していたのです。

 

 

 

 

たまたま私がその産地の★個体を保存していて、

 

協力する話となったのです。

 

 

「いくらで譲ってくれますか?」

 

「いやいや、あげますよ」

 

「ただ、産地情報があったら教えて頂けたら嬉しいです」

 

そんなやり取りでお互いの思惑が一致。

 

とてもいい出会いとなりました。

 

それから数年が経過。

 

そして2週間ほど前に

 

「クワガタショップで聞いたんだけど、

 

ふじさん南会津〇〇〇地区の

 

オオクワ♀って持ってますか?」

 

と電話が来ました。

 

 

 

これも、たまたまですが、机の横棚にちょこんと乗っていたのでOKをし、

 

ガストで会うことになったという流れです。

 

阿河さんはまず日本産のクワガタ全種類が納められたドイツ箱を

 

持って来て見せてくれました。

 

 

 

▲イオウマメクワガタの♀がいないと指さす阿河さん(食事処のガストなので

一番端っこの席でこっそり見せてくれました。いや、こっそりでもないか(笑))

 

 

中には入手困難種のイオウマメクワガタもいます。

 

 

 

マルバネのほとんどは標本での取引も禁止されているので貴重です。

 

 

 

 

しかも綺麗にピカピカなところが素晴らしい。

 

 

 

 

ちなみに一番高かったのはイオウマメクワガタで2万円ほどかかったみたいです。

 

 

 

 

ただ、このイオウマメは♀がいないとの事。

 

 

 

 

阿河さんはすべて♂♀で揃えているので、これまた揃えるのに時間がかかります。

 

 

 

 

あといないのが群馬産のツヤハダ♀だそうです。

 

 

 

 

 

ここで私は南会津〇〇〇産のオオクワ♀を差し上げました。

 

 

 

 

南会津だけでもかなりの範囲の

 

天然オオクワ♂♀をお持ちです。

 

 

 

また更に凄いのが

 

沖縄を除く46都道府県のオオクワガタの♂♀を収集。

 

(すべてが天然ではありませんが、それに近い血統)

 

 

 

 

私の住む千葉県だけでも10カ所以上の産地ペアを収集。

 

 

 

 

そして、それをデータや地図に落している阿河さん。

 

 

 

 

この資料は

 

日本産オオクワガタの貴重な記録。

 

標本家はたくさんいるでしょうが、

 

日本全国都道府県別に♂♀の

 

オオクワガタ標本を持っている人って

 

他にいないんじゃないかなと思いました。

 

 

ただ、この時、そのオオクワ標本は息子さんのところで

 

保管しているので、今日は持って来れないとの事。

 

 

 

 

私としては地図だけで十分ウインク

 

 

 

 

▲全国各地のオオクワガタが採れた場所を地図にマーキングしてある。

(滅茶苦茶ほしくなる地図帳だ!!!)

 

 

 

今夏挑戦する県の産地マークをしっかりと写真で撮らせてもらいました。

 

 

 

 

ここで、それらの標本が本物か偽モノかという話も

 

当然出て来るかと思いますが、

 

長年やっているだけに信用できる業者や採集者をかなり知っている

 

ようなので高確率で天然物やそれに近い虫のようです。

 

もちろん、たまに怪しい産地もあるみたいですが・・・

 

 

 

 

収集は1994年あたりからで日本産全種は5年ほどでコンプリート。

 

 

 

 

凄いエネルギーです。外産各種も集めていて、その数は有に2000~3000。

 

 

 

 

▲ホソアカだのスマトラだのニジイロだの種別にコンプリート。

持ってきてくださったのは、ほんの一部。それでも凄い!!!

 

 

そんな話をしていると、ふと私が採った♀が産卵し、それがオオコクワに

 

なった事を思い出しました。

 

 

 

うちにはオオコクワの標本がいくつか残っているはず。

 

 

 

 

「阿河さん、こんどオオコクワを持ってきますよ」と言うと、

 

「私は昔大阪にもおって、標本にあまり興味の無いころに

 

コクワみたいなオオクワを

 

採った事あるんですよ」

 

「その時に興味があればなぁ」と悔しがっていました。

 

「そうそう、ミヤマだって77mmオーバーも採ったんですよ」

 

「でも、興味無かったから手元には無いよ」

 

「悔しいなぁ・・・」と続いた。。。

 

 

世の中には標本を嫌う人もいるけど、これはこれで形は残るし貴重な資料。

 

イオウマメなんか博物館でもあまり無いだろうし、マルバネだって実物を見る機会は

 

限られている。標本は標本で有り難い存在なのだ。