清水（しょうず）の里の魅力を紹介する「生地まち歩きフェスティバル」（北日本新聞社共催）が
二十六日、黒部市生地地区で開かれた。市内外から過去最高となる約千二百人が参加し、
漁師町風情の漂う街並みを散策したり、名水の飲み比べを楽しんだりした。
黒部川扇状地の伏流水がわき出し、由緒ある寺社仏閣が数多く残る生地の魅力を発信しようと、
地元住民らでつくる実行委員会が平成十三年から開催している。
参加者は、地元の観光ボランティアの案内で、伏流水のわき出ている生地の代表的な
清水を巡った。汗ばむような陽気に、持参したマグカップでそれぞれの清水の味を確かめたり、
ペットボトルに詰めたりする人の姿が目立った。
大町海岸では地引き網体験会があり、富山湾を一望できる生地鼻灯台が一般開放された。
漁船によるミニ遊覧体験が行われたほか、フリーマーケットも開かれた。魚の駅「生地」では、
新鮮な魚介類やカニてっぽう汁などを販売。住民挙げての多彩なイベントで、
観光客をもてなした。
