「四国キャンパスSNS」立ち上げ 四国の4大学参加 | 利根川清流川のり「桑屋」オフィシャルブログ

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特定地域内の登録した住民同士がパソコンや携帯電話を使いネット上で交流する地域ソーシャル・ネット
ワーキング・サービス(SNS)の大学版となる「四国キャンパスSNS」を、徳島大学大学院ソシオテクノ
サイエンス研究部などが四国の四大学に参加を呼び掛けて立ち上げた。学生同士や教職員、OBの
交流を促し、学業やサークル活動、就職などの情報交換に活用。二年後をめどに会員を四国全域の
大学に広げ、大学生活を支える新たな共同体に育てる計画だ。

四国キャンパスSNSは、四国の大学間の連携を図ろうと、徳島大のほか四国、香川、高知工科三大学の
学生に呼び掛けて一月二十三日に開設。導入を提案した同研究部の矢野米雄教授らが富士通四国シス
テムズ(高松市)と共同開発したシステムを使い、徳島大で管理運用している。入会者がメールで招待する
方式を採用し、会員は当初の数人から約二百八十人に増加。現在は学生と教職員中心だが、近く卒業生ら
にも拡大するとともに、四国の他の大学生にも呼び掛ける。

矢野教授によると、最近の大学生は個人志向が強く、学業などの悩みも独りで抱えてひきこもったりする傾向
が強い。このため、新たな支援策を模索していたところ、小規模で会員が特定しやすく、中傷や情報流出が起き
にくい地域SNSに着目。昔の学生寮のような共同体の役割を持たせて実生活を支えることにした。

SNS内では会員が自身のページに日記を書き込んで閲覧し合ったり、共通の話題について掲示板で意見交換
するなどして交流を深めている。是松英恵さん(22)=小松島市坂野町、徳島大大学院先端技術教育学部一年
=は「先生の知らない一面が分かり、友達とも情報交換できる。もっと会員を増やして盛り上げたい」と期待する。

十七日には、徳島大の教職員らが安全運用を確保するための協議会を発足。既に学生によるPR組織も結成され、
会員拡大のために大学祭などで活動している。