こんばんは。 芳月健太郎です。
あらゆるビジネスシーンで目にする企画書、
そしてそれが実現した商品やサービス、またプロジェクト。
最初は誰かの漠然としたイメージに過ぎないモノが、
形になっていくプロセスとはどんなモノなのでしょうか?
実際、企画の進め方なんて自由自在、何でも有り、ルールすらありません。
しかしそれが故に起こる混乱や衝突に、いつしか創造性の芽を摘まれてしまう場合も少なくありません。
私は、長年企画に携わってきて、どうすればもっとスムーズに楽しく、
そしてワクワクするアイデアが出てくるかを探求してきました。
結果、企画を成功させるには、次の2点が必要だと思っています。
それは、
1)企画する順序を関係者が共有する事
2)質問をうまく使う事
という事です。
企画するには、順序が必要です。
アイデアを出すにもタイミングが必要だし、
一つの企画シナリオにまとめるために、全体的なコンセンサスも必要です。
これらの流れを関係者が理解していないと、
拡散しっぱなしとか、一向に広がらないつまらないモノに終始する場合もあります。
そして、その順序の中で、うまく質問を使うという事。
本当は、誰でも素晴らしいアイデアや知恵を持っていて、
それを上手に引き出して欲しいと思っています。
また、お客様だって、商品やサービスについて
主張したいという欲求を持っています。
マーケティングに「困ったら顧客に聞け」という金言があります。
しかし、私は聞くだけでは不足だと思っています。
聴取するのが目的では、お客様は心を開いて話してくれません。
企画に携わるスタッフだって同じです。
ただ聞くのではなく、その人に関心を持ち、その人を肯定しながら問い掛ける。
そういう姿勢で始めて、人は心を開いて意見やアイデアを話すものです。
つまり、うまく引き出せば出すほど、あなたにアイデアや知恵が集まるのです。
アイデアや知恵が集まったら、あとはそれを組立てるだけ。
それを企画として見えるように仕立てていくわけです。
そしてもし、問い掛けを自分自身に投げかけたらどうなるでしょう?
人間の脳は、質問の答えを自動的に探す機能があると言われています。
普段忘れていても、寝ているときでも、脳は答えを探しています。
投げかけた質問の答えは、思わぬ所からやって来るものです。
人を通じて、本を通じて、或いは夢を通じてやって来るかもしれません。
これが分かれば、「自分の企画を創る」事にも応用できる事になります。
質問を自分に投げて答え=アイデアを集め、「自分企画書」に仕立てて行く。
特に経営者、個人事業主、起業家など、日頃、自分をプロデュースする必要に迫られている人には、この自分の企画を創るという視点で、応用して欲しいと思います。
企画は未来を創る作業です。
企画の順序と問い掛けのコツを覚えれば、
仕事も人生も10倍楽しくなる企画マンになれる事は間違いないでしょう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。